戦国武将に学ぶ経営のヒント(第6回)「ワイガヤ」の元祖!?自由闊達な議論が強さの源泉

歴史・名言

2015.11.17

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 武田信玄(1521~1573年)といえば、“甲斐(現在の山梨県)の虎”と呼ばれた戦国の名将です。越後(現在の新潟県)の上杉謙信と5度にわたって戦い、後に天下人となる徳川家康を破るなどその強さは抜き出ていました。

 その原動力となったのが、騎馬隊を擁する「武田軍団」でした。信玄はどのようにして軍団を育て上げ、勝負に挑んだのでしょうか。そこには、現代ビジネスにも通じる、信玄のたぐいまれなる組織運営術がありました。

 簡単に武田信玄の生涯を振り返っておきましょう。信玄は1521年、源氏の流れをくむ名門・甲斐武田氏の嫡男として生まれました。しかし、父・信虎との確執が深まり、1541年、家臣の協力を得て信虎を追放します。翌年、諏訪氏の内紛に乗じて諏訪を征服し信濃(現在の長野県)へ侵攻しました。

 ここで敗れた信濃の豪族村上氏らが越後に逃れて上杉謙信を頼ったことから、宿命のライバルとの5度にわたる戦いが川中島で繰り広げられることになります。一時は武蔵(現在の東京都、埼玉県、神奈川県の一部)、上野(現在の群馬県)、駿河(現在の静岡県)などにも勢力を拡大。後に天下を取る徳川家康を三方ヶ原の合戦で徹底的に撃破しました。

「人は石垣、人は城、人は堀」

 そんな信玄が残した言葉に「人は石垣、人は城、人は堀」があります。ここに信玄の強さの源泉があります。すなわち信玄は「戦いに勝つために大事なのは人の力である」と考えていたのです。実際、信玄は巨大な居城は構えませんでした。企業経営でいえば、企業は人材こそすべてと考え、豪華な本社ビルは建設せずに、その分を人材育成に振り向けるといった感じでしょうか。…

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