戦国武将に学ぶ経営のヒント(第50回)諫言を聞き入れた家康、聞き入れなかった勝頼の運命

歴史・名言

2019.07.09

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 戦国時代の武将は、多くの家臣を抱えていました。命令を下すのは、武将の役目。しかし、それぞれの家臣も自分の意見を持っており、家臣の意見に対する対処の仕方に個性が表れます。中でも家臣からの諫言を大切にした武将といわれているのが、徳川家康です。

 戦国武将の逸話をまとめた「名将言行録」には、家康の次のような言葉が載っています。「主人の悪事を見て諫言をする家老は、戦場で一番槍(いちばんやり)を突くよりもはるかに優れた心根を持っている」。

 当時、戦場での一番槍は最高の名誉とされていました。しかし、諫言をするという行為とその心情は、それに勝るというのです。

 「名将言行録」は室町の世から時を隔てた江戸時代末から明治時代にかけて編さんされた書で、その信ぴょう性については疑問の声もありますが、家康が諫言を大事にしたことは確かなようです。

 あるとき、家臣の1人が書状を取り出して家康に対する提言を読み上げました。それを聞いた家康は「これからも心置きなく告げよ」と喜びました。

 一方で、参謀として名高い本多正信がその書状の内容が取るに足らないものであることを指摘すると、家康はきっぱりと言い放ちました。「国を領し、人を治める身にはへつらう者が多く、違うと意見する者は少ない。用いる用いないは別として、彼の忠誠な心がうれしいではないか」と。

家康の運命を変えた本多忠勝の忠言…

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