ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
Wi-Fiで売り上げを増やそう―売り上げアップ作戦
2019.04.03
――ビジネスの生命線というべき通信回線。トラブルはないのが理想だが、万一に備えなくてはならない。トラブルが起こった際の解決・復旧には通信事業者の保守サービスがカギになる。製造業のビズ工業は、複数の協力会社から部品を仕入れて組み上げた後、最終製品を作る大手メーカー、クリップ社に納入している。サプライチェーンの一翼を担うビズ工業がトラブルに直面した。
――とある稼働日の夕方、総務部のオフィス。
旭さん(総務部):あれ、さっきまで使えていたインターネットが、つながらなくなってしまいました。先輩、私のパソコンの故障でしょうか?
阿倍野さん(総務部):どれどれ、パソコンを見せてごらん。うーむ、本当だ。インターネットへの接続ができなくなっている。私のデスクのパソコンも、インターネットにつながらないぞ。
旭さん(総務部):私がパソコンを壊してしまったわけではないんですよね。
阿倍野さん(総務部):私のパソコンもつながらないから、そうではなさそうだ。となると社内ネットワークの問題かもしれない。ネットワークに接続しているプリンターで確かめてくれないか。
終業時間間際、通信回線にトラブル発生。保守窓口に連絡したが……
旭さん(総務部):プリンターからは正常に出力できますよ。こうなると、インターネットに接続する回線の問題かもしれませんね。ウチにはネットワークの担当者がいないから、原因を見つけて復旧させるのは難しそうです。通信事業者に連絡してみましょう。
――通信事業者の窓口に電話をするが、浮かない顔で電話を切った旭さん。
旭さん(総務部):電話をしてみたのですが、今日の保守対応の受付時間が過ぎているんですって。対応は明日になるとのことです。
阿倍野さん(総務部):そうか。受付時間を過ぎているのでは仕方がないか。幸い、もう終業時間も近い。社内から問い合わせがあったら、「トラブルでインターネット接続ができなくなっています。復旧は明日の予定です」と答えよう。
旭さん(総務部):分かりました。終業時間間近ですから、それほど業務への影響もないかもしれませんね。
執筆=岩元 直久
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