システム構築のための調整力向上講座(第15回)チームの成長を害する7パターンと動かす3つのコツ

コミュニケーション

2016.12.08

  • PDF PDF
  • ボタンをクリックすることで、Myクリップ一覧ページに追加・削除できます。追加した記事は、「Myクリップ」メニューからいつでも読むことができます。なお、ご利用にはBiz Clipに会員登録(無料)してログインする必要があります。

 ここまで「チームの成長を促す」ためのアプローチについて見てきましたが、逆に、「チームの成長を妨げる」振る舞いにはどのようなものがあるのかを知り、それを避けることも重要です。リーダーは常にメンバーから見られています。しかし、見られていることに、本人はなかなか気付くことができません。

 同じ仕事をするなら、できれば良いリーダーの下で働きたいし、自分もできれば良いリーダーでいたい。しかし、知らず知らずのうちに、自分がメンバーのやる気をそいだり、成長を阻害したりするような行動をしてしまっているかもしれません。チームの成長を妨げる代表的なアンチパターンは7つあります(図1)。チームの成長を妨げる7つのアンチパターン

7つを意識すればチームは成長する

(1)何か言わずにはいられない
 メンバーがやったこと、作ったものに対して、必ず何か言わずにはいられないタイプのリーダーがいます。「まあ、別にいいんだけど、ここはこうしたほうがいい」。言わなくてもいいのに、何かひと言、必ず指摘をする。それより「よくできてるね」のひと言を添えるほうが、よほどメンバーはやる気になります。

(2)メンバーと競争する
 自分の能力に自信のあるリーダーほど、メンバーと競ってしまいがちです。「まだまだ甘いなぁ」「私ならこうするけどね」。そんなことはどうでもいいのです。リーダーの役割はメンバーに勝つことではなく、メンバーの力を引き出すことです。ちょっとしたひと言に「勝ち負け」を感じると、メンバーは意気消沈してしまいます。何かアドバイスするなら「よくできてるね、でもここをこうすればもっと良くなるかもしれないよ」と言ってあげればいいのです。

(3)新しいやり方を嫌がる
 今までそれでやってきた――。これだけの理由で新しいやり方を拒むリーダー。しかも、ハッキリと「新しいやり方が嫌だ」とは言いません。「こんなリスクがある」「こんな問題が起こりかねない」とやんわり拒否します。しかし、メンバーからすれば、今のやり方に問題を感じるから新しいやり方を試したいのです。メンバーはこのリーダーを「もう終わっている」人だと判断します。

(4)知識を軽んじる…

続きを読むにはログインが必要です

会員登録3つのメリット!!

  • 最新記事をメールでお知らせ!
  • すべての記事を最後まで読める!
  • ビジネステンプレートを無料ダウンロード!

執筆=芝本 秀徳/プロセスデザインエージェント代表取締役

プロセスコンサルタント、戦略実行ファシリテーター。品質と納期が絶対の世界に身を置き、ソフトウエアベンダーにおいて大手自動車部品メーカー、大手エレクトロニクスメーカーのソフトウエア開発に携わる。現在は「人と組織の実行品質を高める」 ことを主眼に、PMO構築支援、ベンダーマネジメント支援、戦略構築からプロジェクトのモニタリング、実行までを一貫して支援するファシリテーション型コンサルティングを行う。

「コミュニケーション」人気記事ランキング

AIによるおすすめ記事

他の方はこんな記事も見ています

連載バックナンバー

システム構築のための調整力向上講座

オンラインセミナー動画

配信日時

2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)

業務効率化関連

日本企業におけるDXの活用、推進による課題解決について

これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。

配信期間

2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)

業務効率化関連

企業のDX化と「攻め」のオペレーションへの転換

DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。