プロ野球に学ぶ中途採用術(第1回)人材活用のお手本、元阪神・矢野燿大のトレード

雇用・研修 人材活用

2015.11.16

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 プロ野球のトレード事例から、中途採用を成功させるポイントを学ぶシリーズ。まずは、阪神タイガースの2003年、2005年優勝の立役者で、2016年シーズンからは一軍作戦兼バッテリーコーチを務める矢野燿大(あきひろ)氏にスポットを当てる。

 中途採用のポイントは、過去の実績を評価し自社で活躍できるかどうかを見極めることにある。

 新卒採用は、戦力になるまである程度の期間を要する。その間にも給与を支払う必要があり、資金面の余力が少ない中小企業にとってはハードルが高い。さらに能力については無限の可能性を秘めるが、使い物にならないリスクも存在する。それに対して中途採用は即戦力。前職の実績から実力を推し量ることができるぶん、リスクを抑えた採用ができる。

 もちろん、中途採用の現実は甘いものではない。採用後すぐに離職したり、期待した成果を残してくれなかったりするケースも多い。

中途採用成功のポイントはプロ野球に学ぶべし

 そこで参考にしたいのがプロ野球の移籍の事例だ。そこから、中途採用で失敗しない極意を学び取ろう。

 なぜ、プロ野球の移籍が中途採用の参考になるのか? それはプロ野球が完全な実力主義だからだ。成績を残せなければ翌年はクビ。逆に成績を上げれば、高卒だとしても松坂大輔選手や大谷翔平選手のように、3年目で1億円プレーヤーにもなれる。

 ビジネスの世界も基本的には実力主義ではあるが、雇用や給与などの処遇面を見れば、その厳しさはプロ野球界に遠く及ばない。しかし、市場競争が激しさを増す昨今、ビジネスの世界も実力主義・成果主義の傾向がさらに強くなりつつある。先を行く実力主義社会であるプロ野球の世界が参考になるだろう。

 今回は、特に「トレード」の事例を中心に取り上げる。プロ野球における“中途採用”としては、1軍で7シーズン以上過ごした選手に与えられる「フリーエージェント(FA)宣言」もある。こちらは制度上、スター選手がより好条件を求めて移籍するケースが多く見られる。

 一方、トレードは、球団として必要な選手、不要な選手を選別し、他球団と交換し相互補完する制度である。ベテランから若手、実績を残している選手から将来が期待される選手まで、その対象は幅広い。一般的な中途採用と近い立場にあるのは、トレード移籍だといえるだろう。

トレードといえばこのチーム? 阪神タイガースの例に学ぶ

 本連載では、関西の人気球団・阪神タイガースをトレードにスポットを当てる。阪神はこれまでファンがあっと驚くトレードで世間の注目を集めてきたからだ。…

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執筆=峯 英一郎studio woofoo

ライター・キャリア&ITコンサルタント。IT企業から独立後、キャリア開発のセミナーやコンサルティング、さまざまな分野・ポジションで活躍するビジネス・パーソンや企業を取材・執筆するなどメディア制作を行う。IT分野のコンサルティングや執筆にも注力している。

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