注目を集める地方発のベンチャー(第13回)日本の起業シーンに足りない“場”をどう育てるか

地域活性化

2017.04.04

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早稲田大学ビジネススクール 入山章栄准教授

 “起業大国”の米国でニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授を務め、「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」などの著書もある入山章栄氏。早稲田大学ビジネススクールで経営学を教える准教授でもある。日本の起業シーンを活性化させるための手法を経営学の視点から評価し、米国との比較を盛り込みながら解説する。(聞き手は、トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長、斎藤祐馬氏)

斎藤:ベンチャー企業が事業提携の相手を募って週1回、大手企業やベンチャーキャピタル(VC)にプレゼンテーションを行う「モーニング・ピッチ(Morning Pitch)」。2015年12月には特別版「Morning Pitch Special Edition」を開催し、いつもの10倍の1000人のオーディエンスが集まりました。入山先生をはじめ8人の審査員の方にも参加していただきました。

早稲田大学大学院の入山准教授(右)と、聞き手の斎藤氏。ベンチャー育成の場づくりについて議論は盛り上がった(写真:菊池一郎、以下同)

早稲田大学大学院の入山准教授(右)と、聞き手の斎藤氏。ベンチャー育成の場づくりについて議論は盛り上がった(写真:菊池一郎、以下同)

入山:日本の起業シーンに足りないものは、やはり「場」なんですよ。いろいろな人たちが集まって直接、顔を合わせて名刺を交換する空間が必要です。経営学の観点から見ても間違いない。でも、場づくりって大変です。スペースを確保しなければいけないし、1回だけでなく定期的に繰り返さなければ根付かない。「毎週ここに行けば面白いことがある」と認知されて初めて、場になる。

 ずっと斎藤さんに聞きたいことがあったので、逆に質問させてもらいますよ。(笑)

 私の中では「Morning Pitch」はイノベーションに最も必要な場づくりの先駆けという印象です。地方の面白いベンチャー企業に東京や大阪の大企業が出資したり、事業提携をしていけば、もっと可能性が広がりそうですよね。

大企業の意識改革も期待…

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斎藤 祐馬

トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長 1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、2006年にトーマツに入社。2010年にトーマツ ベンチャーサポートを事実上立ち上げた。公認会計士でもある。

※トーマツ ベンチャーサポートは、2017年9月1日より「デロイト トーマツ ベンチャーサポート」に社名変更しました。

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