強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2016.04.14
連載「“ゆとり君”と働くために覚悟しておくこと」では、ゆとり世代の特徴を説明して、どんな心構えで接すればいいのか解説しました。今回から、実際に上司として接していれば遭遇する具体的なケースを上げて、対処法を伝授します。
Q 軽く注意をしただけなのに、ものすごく落ち込んでいる様子です。その後、仕事の話をしようにも近寄ってこないし、周囲には「会社を休みたい」とまで話しているようです。
A 上司が想定しているより2倍以上のショックを受けています。そう考えて、言葉遣いや叱り方を選んでください。
【対処法のポイント】
ゆとり世代は怒鳴られることや、怒られる時の大きな声に慣れていません。まず、どちらかというとびっくりしてしまいます。びっくりして「ものすごくヤバイことをしたんだ」という思いになっています。
極端な話、「くん」付けで呼ばれないことだけでびっくりします。呼び捨てにされただけでドキっとするわけです。学生時代に、同級生に呼び捨てにされることはあったとしても、それほど親しくない第三者に呼び捨てにされた経験がありません。学校の先生も、基本的には「○○くん」「○○さん」と呼んでいます。
呼び捨てにびっくりするくらい免疫力がないゆとり世代に対して、上司には「自分が学生時代に経験してきたことは、当然、彼らも経験しているだろう」という思いがあります。また「自分も若い頃、先輩や上司にこんな感じで言われた」という経験があり、だから、「俺もお前らに言う(のは当たり前)」と、悪気なく叱っています。これが、ゆとり世代には非常に大きいショックを与えるのです。
柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
ゆとり世代の叱り方・教え方Q&A
2022年7月20日(水)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方をすべきかめざすべきか迷われる企業さまも増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。