強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2016.06.16
ゆとり世代の叱り方・教え方を具体的なケースで学ぶ連載の第3回。仕事が終わっていないのに定時で帰ろうした場合の対処法です。
Q 仕事が終わらず、処理すべきことが残っているにもかかわらず「定時なので帰ります」と言ってきます。目が点になってしまいました。
A うまくいかなかったことを「やり切る」ことが責任感だと教えましょう。
【対処法のポイント】
ゆとり世代は、自分の仕事がうまくいっていないという事実と、プライベートな時間の優先順位をきちんと付けることができません。
自分の仕事がきちんと終わっているのなら、定時に帰ることに何の問題もありません。上司から見れば「お前が仕事をきちんとできていないから、定時に帰れないんじゃないのか?」というときがあります。そのときに、普通なら「自分がうまくできていないこと」に対して、自分で尻拭いをするのが社会人です。しかし、ゆとり世代はそうは考えません。
ゆとり世代にとっては「うまくいかなかったことをリカバリーはするが、時間が来たら帰る」のが常識なのです。仮に、自分の仕事の遅れによって同僚や上司を待たせていても「それはそれ。これはこれ」とある意味クールに判断します。仕事とプライベートの優先順位がイコールになっていて「終わるまでリカバリーする」「できるまで自分で尻拭いをする」という感覚はあまりありません。
柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
ゆとり世代の叱り方・教え方Q&A
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