オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2016.11.09
ゆとり世代の叱り方・教え方を具体的なケースで学ぶ連載の第8回。靴がボロボロなど外見を気にしない、興味の幅が狭く話題づくりに不熱心な場合の対処法です。
Q 新入社員の靴がボロボロなので、きれいにするよう注意しました。すると「お金がなくて買えないので、仕方がないじゃないですか」と言います。そういう問題ではないと思うのですが…。
A 「お金がない」ことの責任にしています。仕事の場にふさわしい姿勢や格好をする大切さを教えましょう。
【対処法のポイント】
「お金がないから、仕方がない」というのは自分の理屈であり、この場合もまた、「周囲が自分をどう見ているかが大切である」という判断基準が欠けています。
本人もボロボロの靴を好んで履いているわけではないでしょう。一方で、「髪型や服装は自分の自由じゃないか」「給料をたくさんくれない会社が悪い」といった、心の奥にある気持ちも関連しているかもしれません。
たとえ話として、次のようなものはどうでしょうか?
――病院の院長が「肺炎ですね」と患者に告げてカルテを書き込んでいました。そのときのペンに、キャラクターが描かれていたら…。火事のとき、消防隊員がゆるキャラの描かれたTシャツを着て現場に来たら…。
いかがでしょうか?仕事の場では、それにふさわしい格好や姿勢があることを、例を出しながらゆとり世代に教えてください。
仕事で初対面の人に、そのボロボロの靴はどう思われるでしょうか。「自分に対して、きちんとした格好で接する気がないんだな」と思われたら、ビジネスはその時点で終わりです。そこまでいかなくても「だらしないな。仕事に対してもそうなんだろうな」と思われるのは間違いありません。
いつもアイロンのかかったシャツを着て、靴をきれいに磨いているほうが、取引先はもちろん、上司や先輩をすがすがしい気持ちにさせ、結果として自分にとって得であると教えましょう。
服装は「周囲にどう評価されるか」の基本になる。
Q 営業の話題づくりとしてはやりものの知識は欠かせません。しかし、最近の新人はモノを知らなすぎます。指摘すると「はやりものに便乗するのって、何かみっともないじゃないですか」と言ってきます。
A …
柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
ゆとり世代の叱り方・教え方Q&A
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。