オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2017.02.13
前回は、ゴールドスワンキャピタルの強みと流儀について紹介した。第3回は、地方不動産を扱う際に欠かせない、地元密着というキーワードについて解説する。
伊藤邦生社長。地方にある優良な投資チャンスを探し、投資家に提供するビジネスモデルを構築、新たな投資機会を拡大中だ
勝ち組エリアを見極めた後は、そこで少しでも条件の良い物件を購入するために、地元の不動産売買の会社とのネットワークを構築していきます。関係性を深めることで、多くの物件情報が入ってくるようになります。
伊藤社長は創業前に個人で不動産投資を始めた時から、不動産会社とのネットワーク構築を心掛けてきました。密に連絡をしたり覚えてもらったりするための地道な努力を積み重ねた結果、現在、毎月100棟以上の物件情報が同社に寄せられています。これが同社のもう1つの強みである物件の「運営力」です。
実際にそのエリアを訪れたときは、まず立地の良い場所にある、できるだけ古い不動産会社を回ります。
「今でも覚えているのが、仙台の物件を探していたときのことです。ある古い不動産屋に入ったら、中に誰もいないんです。おかしいなと思ってよくのぞいてみると、奥の方でおじいちゃんが寝ていました。
「すみません」と起こして話をしたのですが「この前いい土地仕入れたんだよ」とアパートではなく土地を売ろうとする。土地の話から、今度は「このエリアはワシが開発したんだ」というような過去50年くらいのおじいちゃんの武勇伝を30分くらい聞きました。これは無理かなと思っていたときに「そういえばこの前銀行の人がこんなアパートがあるよと置いていったよ」と持ってきたのが、利回りのいい物件だったんです」
このように特に古い地元の不動産会社ほど、お宝物件が眠っていることがあるといいます。不動産会社の中でも優秀な営業担当者と仲良くなることも大事だといいます。優秀な賃貸仲介の営業担当者と仲良くなると、現地に出向かなくてもその人と話すだけで良い物件なのか悪い物件なのかの判断ができます。2~3人と仲良くなり意見を聞くようにすると、良い物件の場合は全員が同じ意見のことがほとんどだといいます。
物件を購入後、入居付け、いわゆる入居者を募集していく際には、今度は賃貸仲介の不動産会社とのネットワークが必要です。入居率が確保できなければ不動産投資は成功しません。…
執筆=森部 好樹
1948年佐賀県生まれ。東京大学を卒業後、旧日本興業銀行に入行。香港支店副支店長などを経て興銀証券へ出向。ビックカメラで取締役を務め、2002年、格安メガネチェーン「オンデーズ」を設立し社長に。2007年共同広告社に移り、2008年同社社長に就任。2013年に退社して独立し、顧問業を専門とする会社、ロッキングホースを創業。現在代表取締役。
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