新規事業に挑戦!(第19回)

「写真屋さん45」からの逆張りで最大の武器を取得

2017.12.11

クリップについて

 33年前、四五コーポレーションは写真の現像を45分間で仕上げるプリントショップ「写真屋さん45」をスタートしました。ピーク時には北海道から九州まで725店の直営店を展開していましたが、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及により、1990年代以降、写真現像における市場は縮小を続けています。

 この時代の流れを捉え、2001年に社名を「四五コーポレーション」に変更、大塚逸平社長は写真以外の領域へと事業を大きく拡大してきました。現在、同社の柱となるMSソリューション事業は、チェーン店の出退店における物件仲介や内装・看板工事業です。これまでに培ってきた多店舗展開のノウハウを生かし、「お客さま目線」によるアイデアの提供により、顧客企業の店舗開発をサポートしています。

【社  名】 株式会社四五コーポレーション
【事業内容】 プリントショップのチェーン展開/写真用品の販売/印章・文具等オフィスサポート用品の 販売/各種印刷サービス/各種看板サービス/内外装工事の設計・施工/店舗・事務所等> 設計・施工・監理/開業支援事業/不動産賃貸・仲介/LED照明導入・省エネ提案等、コスト削減支援
【設  立】 1984年1月
【本  社】 東京都豊島区池袋
【資 本 金】 1億円
【従業員数】 約250人

チェーン展開におけるパートナー体制の構築

株式会社四五コーポレーション代表取締役社長の大塚逸平(おおつか いっぺい)氏
1975年兵庫県生まれ。東京大学農学部卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。その後、大手フィルムメーカーを経て四五コーポレーションに入社。2010年3月、同社代表取締役社長に就任

 四五コーポレーションの事業の中で現在最も業績を伸ばしているのが、店舗の内装・看板工事、原状回復工事です。大手宅配ピザ会社やファストフード店など、年間30社ほどの企業と取引がありますが、ほとんどがナショナルチェーンの企業です。新規出店時の新装工事から閉店時の原状回復工事まで、四五コーポレーションが一手に引き受けています。

 ただ工事をするだけでなく、パートナーとして店舗出退店における必要なサポート体制の構築を行うのが、四五コーポレーションの特徴です。「創業以来、自分たちがチェーン店を展開してきたからこそ、顧客企業が何を望んでいるかがよく分かります。価格の安さだけを売りにしてただ依頼通りに工事をするのではなく、お客さまのニーズをしっかりくみ取り提案しています」と大塚社長は話します。

 年間の出店目標達成に向けてお客様の業務を軽減し、効率よく出店が出来るように、物件仲介からオーナーとの交渉、店舗の意匠設計・施工、オープンまでの進行管理など、ワンストップでサポートを行います。不動産仲介業や建築業という2つの事業をMSソリューション事業として戦略的に1本化。チェーン展開を行うお客様のスムーズな店舗開発を目指しているといいます。

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執筆=森部 好樹

執筆=森部 好樹

1948年佐賀県生まれ。東京大学を卒業後、旧日本興業銀行に入行。香港支店副支店長などを経て興銀証券へ出向。ビックカメラで取締役を務め、2002年、格安メガネチェーン「オンデーズ」を設立し社長に。2007年共同広告社に移り、2008年同社社長に就任。2013年に退社して独立し、顧問業を専門とする会社、ロッキングホースを創業。現在代表取締役。

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