オーバーワークの現場が危ない(第1回)急げ補助金利用。疲弊する保育士を救え

人手不足対策 法・制度対応

2016.11.22

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 待機児童問題の解消には保育士の確保が不可欠だが、保育士不足は深刻化している。その背景として、子どもの命を預かるという責任の重さに伴う過酷な労働環境と、それに見合わない低過ぎる給与体系が指摘される。政府はこの問題を受け、保育士業務の負担軽減や効率化につながるシステム導入に補助金を支給するなど、保育現場の労働環境の改善に乗り出している。

保育士が足りない!全国で約7.4万人が不足

 厚生労働省「保育人材確保のための『魅力ある職場づくり』に向けて」では、保育の量拡大に伴って必要とされる保育士数は、平成29年度末で約46万人と推定され、約7.4万人の保育士が不足すると見積もられている。

 平成24年に大学・短大・専門学校などの保育士養成施設で保育士資格を取得して卒業した者のうち、保育所に就職するのは約半数にすぎないというのが現状だ。保育士資格を有するハローワーク求職者も、約半数は保育士職種を希望していない。「賃金が希望と合わない」が47.5%、「休暇が少ない・休暇がとりにくい」が37.0%など職場環境に起因する項目が挙がっている。

 保育士は早期離職の傾向も強い。就業継続に関する理由としては、「責任の重さ・事故への不安」が40.0%と最も多く、再就職を希望しない理由は、「就業時間が希望と合わない」(26.5%)が最も多い。保育士資格を有しながら保育士職に就いていない潜在保育士を活用するには、職場の環境や処遇の改善が必須だ。

退職理由の一つは「オーバーワーク」と「安い賃金」…

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執筆=鯰 美紀

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