ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2018.06.30
IT分野の一大潮流になりつつあるIoT(Internet of Things)。中でも、動画や静止画を撮影するデジタルカメラにインターネット接続機能を組み込んだ「ネットワークカメラ」は、これまで人手に頼ってきた「監視」「見守り」などを代替する装置として注目を集めている。防犯用途はもちろん、さまざまなビジネスシーンにも急速に浸透しつつあるネットワークカメラについて解説する。
ネットワークカメラは撮影した映像データを、インターネットを通じて送信する機能を持つ。撮影方向・範囲の変更やピント、露出などの設定も外部のコンピューターから遠隔で制御できるケースも多い。パソコン以外の機器であるカメラが、インターネット接続するIoTの代表的なパターンだ。現在ネットワークカメラは、防犯などの分野でシェアを拡大している。
駅や繁華街などで見かける防犯カメラをじっくり観察すると、レンズが上下左右に動く機種の存在が確認できる。これは、遠隔操作によって人物の動きを追尾したり、広い範囲をくまなく撮影したりするための機能だ。最近ではこうした操作を、人手を介さずAIの学習機能を用いて行う技術も開発されている。
ただ、こうしたネットワークカメラを導入するには、機器の購入・リース費用のほか、設置工事費、電気料金、ネットワーク利用料金といったコストが発生する。さらに映像保存に必要なレコーダー、ストレージなどを加えるとかなりの高額になる。特に個人事業主などの小規模経営者はメリットを理解しつつも、導入に踏み切れないケースもあるようだ。
このような現状を踏まえ、各メーカーは高性能を追求するモデルとは別に、低コストで手軽にネットワークカメラの利便性が感じられる製品をそろえ始めた。例えばパナソニックの「KX-BSC200」は、中小規模の店舗や事務所、作業場などを対象に開発された屋内用カメラだ。周囲の動作、音、温度を検知するセンサーを装備した本モデルは、無線でデータをやり取りするので大がかりな配線工事は不要(電源コンセントは必要)。映像はパソコンのほか、スマートフォンでも確認できる。
執筆=林 達哉
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