強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2018.11.22
何はともあれ、まずは実際に新聞を手に取って観察してみましょう。ここでは全国紙(朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の朝刊について説明しますが、夕刊や地方紙でも基本的な構造はほとんど同じです。
まず、上部や右上にある「◯◯新聞」という題字が目に入ります。この題字があるのが新聞の1面で、ページ数でいうと1ページです。実際、左上の欄外に「1」と数字で示されています。ページをめくって、次の面以降に2、3、4……と続いていることを確認してください。
ページ数の右には、「版」という表記があるはずです。ほとんどの人は気にしたことがないと思いますが、実はこの数字が、新聞を読む際には非常に重要なのです。
というのも、新聞の「鮮度」はここを見ると分かるからです。魚の鮮度を「眼」を見て判断するように、ニュースのプロは必ず新聞を読む前に1面の「版」を確認します。
ここに14版と書かれていれば、その新聞が「最終版」であることを表しています。分かりやすく言うと一番新しいバージョンである、という意味です。記事の鮮度が高いわけですから、新聞として最も価値が高いといっていいでしょう。逆に、「13版」や「12版」と書かれている場合は、一番新しいバージョンではないわけです。
執筆=松林 薫
1973年、広島市生まれ。ジャーナリスト。京都大学経済学部、同大学院経済学研究科修了。1999年、日本経済新聞社入社。東京と大阪の経済部で、金融・証券、年金、少子化問題、エネルギー、財界などを担当。経済解説部で「経済教室」や「やさしい経済学」の編集も手がける。2014年に退社。11月に株式会社報道イノベーション研究所を設立。著書に『新聞の正しい読み方』(NTT出版)『迷わず書ける記者式文章術』(慶応義塾大学出版会)。
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