ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
Wi-Fiで売り上げを増やそう―売り上げアップ作戦
2020.11.06
顧問先2200社を抱える会計事務所を率いる公認会計士、古田土満氏が語る小さな企業の経営のコツ。前回の第24回は、挨拶・掃除・朝礼の効果について紹介しました。今回は、その中でも朝礼について詳しく解説します。古田土氏は、朝礼は情報共有のために行うのではなく、社員トレーニングのために行うのだと説明します。
会社を活発にして、社員を幸せにする朝礼について、もう少し説明しましょう。古田土会計の朝礼見学には、2016年に600人が来られました。お客さまばかりでなく、銀行員、学生、税理士事務所の職員など、さまざまな方に来ていただいています。
見学の理由を伺うと、多くの方が「朝礼がマンネリ化していて活性化していない」「元気がないから」と言われます。私は朝礼ほど社員のモチベーションを上げ、会社を活性化するものはないと確信しています。
朝礼は社員トレーニング(訓練)のために行うものと、定義しています。何のためのトレーニングかというと、こういったことを鍛えるためです。情報を共有する場とは考えておりません。
(1)経営理念、ビジョンの浸透
(2)うなずき方
(3)拍手のしかた
(4)人の話の聞き方、人前での話し方
(5)笑顔のつくり方
人は自分に直接関係ないものは、聞いているふりをしているだけでほとんど聞いていません。したがって私は朝礼では1日の行動予定以外、ほとんど話をしません。教訓めいた話は、毎週月曜の朝8時からの、経営計画書の勉強会で話をします。
執筆=古田土 満
法政大学を卒業後、公認会計士試験に合格。監査法人にて会計監査を経験して、1983年に古田土公認会計士・税理士事務所を設立。財務分析、市場分析、資金繰りに至るまで、徹底した分析ツールによって企業の体質改善を実現。中小企業経営者の信頼を得る。
人気会計士が語る、小さな会社の経営“これだけ”
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。
2022年2月4日(金)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2022年4月1日より、施行される改正個人情報保護法。同法では、法人に対するペナルティの厳罰化や、個人情報漏えい時の報告・通知義務などが追加され、企業はより厳格に個人情報を扱う必要に迫られています。では、企業は具体的にどのような対策をとればいいでしょうか?本ウェビナーでは、改正個人情報保護法の改正のポイントやその際に生じうる課題、そして企業が取り組むべき対策についてご紹介します。