オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2018.12.20
寒さが厳しい季節になってきました。冷えた体を温めるには、お風呂が一番。温浴効果のある入浴剤を入れれば、一層効果的です。現在、多くの入浴剤が販売されていますが、その中で超ロングセラーとなっているのがバスクリン。90年近くにわたってお風呂の友であり続けている人気商品です。
バスクリンが発売されたのは、1930年のこと。しかし、そのバスクリンにも前史があります。
1893年、大和(現・奈良県)出身の若者・津村重舎が、東京・日本橋に漢方薬局の中将湯本舗津村順天堂を開店しました。主力商品は店名にもなっている「中将湯」。重舎の母方の家に代々伝わる婦人薬です。ちなみに、津村順天堂は株式会社ツムラの前身。現在でも、中将湯はツムラの商品ラインアップに入っています。
中将湯は16種類の生薬を配合して作られる薬ですが、製造の過程で生薬の残りかすが出ます。ある日、この残りかすを津村順天堂の社員が家に持ち帰り、お風呂に入れてみました。すると、体がポカポカとよく温まります。また、湿疹がよくなるといった効果も見られました。
そこで、婦人薬の中将湯とは別に入浴剤の「くすり湯 浴剤中将湯」を発売することになったのです。
当時は、個人の家に風呂があるのが珍しい時代。浴剤中将湯の主なターゲットは銭湯でした。浴剤中将湯を入れた銭湯は、のれんやカンバンに「中将湯温泉」と銘打ち、大々的にアピールします。これが評判を呼び、浴剤中将湯はヒット商品になりました。
しかし、ここで問題が起きます。浴剤中将湯は体を温める温浴効果に優れていましたが、夏場の風呂上がりでもずっと体がポカポカと温かく、「湯上がりの汗が引かなくて困る」という声が聞かれるようになったのです。
執筆=山本 貴也
出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。投資、ビジネス分野を中心に書籍・雑誌・WEBの編集・執筆を手掛け、「日経マネー」「ロイター.co.jp」などのコンテンツ制作に携わる。書籍はビジネス関連を中心に50冊以上を編集、執筆。
ロングセラー商品に学ぶ、ビジネスの勘所
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。