ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
Wi-Fiで売り上げを増やそう―売り上げアップ作戦
2019.02.26
2019年10月22日、新天皇の即位を国民に披露するパレード「祝賀御列の儀」が行われます。このときに使われるオープンカーは、トヨタ自動車の「センチュリー」です。1967年に発売を開始して以来、50年以上にわたってVIPに愛され続ける国産高級車のロングセラーです。
トヨタ自動車は1964年、「クラウンエイト」という高級車を発表しました。このクラウンエイトの後継として、「世界の高級車に引けを取らない日本独自の高級車」をめざして開発されたのがセンチュリーです。
開発の中心となったのは、初代クラウン、クラウンエイト、初代コロナなどの開発に携わった中村健也氏。トヨタ自動車の礎を築いたともいわれる人物です。中村氏はその実績から役員に推挙されましたが、これを固辞し、現場にこだわり続けた技術者でした。役員にならなかったため、「参与」という新しい役職が中村氏のために設けられたという話が残っています。
中村氏が念頭に置いたのは、「いつかは乗ってみたい」と夢を与える羨望の車にすること。そして、少なくとも10年間はモデルチェンジをせず、流行を排除することでした。ここから、風格とオリジナリティーを持った、他に類を見ない高級車が生まれます。
外装は、それまでの車には見られない、神社仏閣の建物を思わせるようなスタイル。エンブレムには鳳凰を模した意匠を用い、随所に日本の伝統文化を感じさせるものになりました。
内装も、世界の高級車に引けを取らないグレードが追求されます。シートは上級グレードのものには本革を、それ以外のグレードには専用の高級生地を使ったクロスを採用。車内には間接式エアコン、オートドアロック、パワーウインドー、AM・FMラジオ、テープレコーダーなど、当時最先端の機器を装備しました。
執筆=山本 貴也
出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。投資、ビジネス分野を中心に書籍・雑誌・WEBの編集・執筆を手掛け、「日経マネー」「ロイター.co.jp」などのコンテンツ制作に携わる。書籍はビジネス関連を中心に50冊以上を編集、執筆。
ロングセラー商品に学ぶ、ビジネスの勘所
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。
2022年2月4日(金)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2022年4月1日より、施行される改正個人情報保護法。同法では、法人に対するペナルティの厳罰化や、個人情報漏えい時の報告・通知義務などが追加され、企業はより厳格に個人情報を扱う必要に迫られています。では、企業は具体的にどのような対策をとればいいでしょうか?本ウェビナーでは、改正個人情報保護法の改正のポイントやその際に生じうる課題、そして企業が取り組むべき対策についてご紹介します。