ビジネスコミュニケーション手法の改善(第10回)
【オフィス・店舗向け】回線速度は?サポートの手厚さは?業務用フレッツ光の選び方
公開日:2021.12.07
次は「何をほめるか」について説明します。先の例(成果を上げた部下A)で考えると、当然ほめるべきポイントは「成果を上げたこと」であり、基本的にはこれ以外の選択肢はありません。
しかし、それだけでは「Aさん、今回の成果は本当に素晴らしいね」という一言で終わってしまいます。前述のように1つの成果は複数の人の見えない努力が結実した結果です。企業にとって最も大切なのは成果や実績であることは間違いありませんが、それをもたらした社員にとっては準備や失敗を含めた過程を経て、その成果が生まれます。
つまり、ここでのポイントは「成果をほめるときは、成果そのものだけでなく、そこに至るプロセスを含めてほめる」こと、そして「部下にとっては、過程や準備期間や失敗も含めてその成果があるということを、上司がきちんと理解しておく」こととなります(図表2参照)。
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執筆=坂本 和弘
1975年栃木県生まれ。経営コンサルタント、経済ジャーナリスト。「社員の世代間ギャップ」「女性社員活用」「ゆとり教育世代教育」等、ジェネレーション&ジェンダー問題を中心に企業の人事・労務問題に取り組む。現場および経営レベル双方の視点での柔軟なコンサルティングを得意とする。
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