ITで働き方を変える(第10回)仮想デスクトップが選ばれる理由

ネットワークセキュリティ テレワーク

2021.05.12

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 テレワークやリモートワークなどの多様な働き方に、いかに対応するかが課題の中堅・中小企業は少なくない。「わが社はテレワークに適した業務がない」という経営者もいるかもしれない。だが、すべての業務をテレワークに移行しないまでも、仕事と介護・子育ての両立など従業員のワークライフバランスを考慮する仕組みを導入しなければ、企業の働き方改革が進まず、優秀な人材を確保・維持するのも難しくなるだろう。

多様な働き方やセキュリティ強化を推進

 オフィスを不在にする機会の多い担当者が、業務報告書を作成するために出社するケースがある。「報告書には取引先の情報が記載されるので、社外でのパソコン操作は制限している」企業も存在する。だが、必ずしも会社にいなくても、リモートワークによって長時間労働の是正や業務の効率化が可能になり、働き方は変えられる。

 テレワークやリモートワークでは、働く時間や場所、端末の種類に制約されることなく、いつでも、どこでも、どんな端末でも仕事ができるIT環境の整備が欠かせない。中でも多様な働き方やパソコンのセキュリティ対策で大きな効果を発揮するのが、仮想デスクトップだ。

 仮想デスクトップというと難しく聞こえるかもしれないが、いわばデータを処理するデスクトップパソコン本体の機能を、遠隔地の本社・データセンタークラウド上のサーバーに置き換える、と考えればよい。ユーザーはネットワークを介してサーバーにアクセスし、手元の端末に画面転送されるアプリケーションや業務データをキーボード、マウスを使って操作する仕組みだ。

 データはサーバー側のストレージに保存され、手元の端末には残らないのでサイバー攻撃や盗難・紛失による情報漏えいのリスクを回避できる。また、一般的に仮想デスクトップで利用する端末は、パソコンのほかシンクライアント、タブレット、スマートフォンなどにも対応する。そのため、外出先でタブレット端末を用いて業務報告書を作成するなど、いつでも、どこでも、どんな端末でも、会社にいるのと同様の仕事が行え、柔軟な働き方を推進できる。

企業の課題を解決する仮想デスクトップ製品例…

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執筆=山崎 俊明

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