デジタル化に向けた次の一手(第7回)御社の経理業務、滞っていませんか?(前編)

業務課題 人手不足対策 経営全般

公開日:2024.02.29

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 経理業務は、お金に関わるだけにいつの時代でも気を遣う仕事である。その上、最近ではインボイス制度や改正電子帳簿保存法への対応が求められるように、新しい法令順守のための気遣いや作業が増えている。経理業務の複雑性は高まる一方なのに、人件費の高騰や人手不足の影響を受けて人員の増加はままならない。

経理業務の複雑化で社員の負担が増加中

 そうなると、必然的に既存の経理職員の1人あたりの仕事が増えることになる。ミスが許されないことは経理の基本であり、新しい業務が増えても変わらない。精神的なプレッシャーは変わらず、業務の種類や量が増えるのだから、大きな負担増加になる。一方で働き方改革の推進や残業の抑制など、世の中の動きへの追従も必要で、繁忙期を人海戦術で乗り切るスタイルも採りにくい。

 「会計事務所白書2023 デジタル化に関する意識調査(企業・事業主編)」(ミロク情報サービス調べ)では、今後デジタル化(AI)で効率化できる業務について尋ねている。その結果は「経理処理」が49%で最も多かった。「データ分析」「給与・勤怠管理」を押さえて堂々のトップに上がっている。経理業務をデジタル化して効率化したいという思いは、多くの経営者やバックオフィス担当者に共通するものなのだ。

経理業務の自動化で負担軽減や業務効率化を実現…

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執筆=岩元 直久

【MT】

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