ビジネスWi-Fiで会社改造(第39回)
大規模工場でこそビジネスWi-Fiが生きる
公開日:2019.02.20
長時間労働の是正、賃金格差の解消などを柱とする働き方改革関連法が、いよいよ2019年4月から施行される。同時にクローズアップされているのが「生産性向上」というテーマ。残業を減らし、従来の業務をより短時間に、より少ない人数でこなすためには、生産性を高める取り組みが欠かせない。具体的にどうすればよいのだろうか。
工場の生産ラインといった「ものづくり」の現場では、以前から生産性向上を意識した取り組みが進められ、着実に効果を上げている。しかし、事務作業などのデスクワークに関しては、社員ごとに担当業務が異なるだけでなく、同じ作業でもやり方が違うケースが多い。デスクワークは生産性向上があまり進んでいないのが現状だ。中でも問題になっているのが、デスクワークの「個業化」である。
個業化とは、文字通り「1人で仕事する」という意味だ。最近はチームで働くにしても、個々の社員に仕事を振り分け、各自が与えられた役割をこなすスタイルが一般化している。当然ながら負担の大きさには個人差があり、同じ作業でも必要な時間は人によって変わる。仕事中は黙々とパソコンに向かい、社員同士のコミュニケーションが希薄化している企業も少なくない。「管理職すら各社員の仕事内容を知らない」状況では、職場全体の生産性向上を考えられるはずがない。
また、個業化と共に、デスクワークの生産性向上を妨げている問題として「属人化」が挙げられる。特定の社員にしか仕事の手順が分からない状況では、仕事のノウハウを熟知した社員の欠勤、もしくは退職によって一気に生産性が低下する。
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=林 達哉
【MT】
企業のDX対応意識調査2023
データの利活用にとどまらず、デジタル技術を前提としたビジネスモデルの変革や経営革新の切り札として期待される「DX(デジタルトランスフォーメーション)」推進。企業はその対応に向けて何を進め、どのような点を課題に感じているのだろうか。こうした企業意識について調査を行いました。
インボイス対応状況調査2022
2023年10月1日に開始予定の「インボイス制度」。同制度は、課税仕入れ等に係る消費税額を控除する仕入税額控除のための新たな仕組みだが、企業においてはこれらに伴う社内システムの見直しなどが必要となります。本制度への対応状況について、企業はどのように準備をしているのだろうか。その最新動向について調査しました。
中小企業のためのセキュリティ強化術 当社も攻撃の標的に?中小企業向け「必要最低限」のセキュリティ強化は
サイバー攻撃の勢いが増している中、あらゆる企業が標的にされる可能性が高まっている。予算やIT 人材が限られている中小企業は、どうすればセキュリティを強化できるのか。セキュリティの基本的な考え方を解説しながら、中小企業がセキュリティを強化するためにはどうすればいいのかをご紹介します。