プロ野球に学ぶ、勝つ組織に必要な人材(第3回)2005年阪神優勝を支えた岡田監督の栄光と挫折

人材活用

2016.04.27

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 2003年、阪神タイガースは星野氏の指揮で実に18年ぶりのリーグ優勝を果たした。その星野氏から監督の座を引き継いだのが、阪神OBである岡田彰布氏だった。

 就任1年目の2004年は4位と、前年優勝チームにしては芳しくない結果に終わった。これまでの阪神であれば、成績低迷の悪い流れを断ち切れず長いトンネルに突入していた可能性も大いにあった。だが、翌2005年には再びリーグ優勝を勝ち取った。なぜ岡田監督は阪神の慣例を覆し、よみがえらせることができたのだろうか。

選手、コーチ、監督として、阪神の「優勝」を知る男

 現在では野球評論家として活躍する岡田監督を一言で表現すれば「3つのポジションで阪神の栄光を知る人物」だ。1985年の優勝時には選手として5番打者を務め、2003年はコーチ、そして2005年には監督として、阪神タイガース過去3度の優勝の全てを現場で経験してきた。

 岡田監督は1957年、大阪・玉造の町工場の息子として生まれ、父親が阪神の選手と親交を持つなど、子供の頃から阪神に親しみながら育った。名門北陽高校に進学すると、1年で野球部のレギュラーとなり、夏の甲子園に出場。早大に進学後も1年でレギュラーとなり、3年秋には三冠王、日米大学野球では4番を任されるなど、エリート街道を歩んできた。

 常に、チームに入ってすぐにレギュラーの座を当たり前のように勝ち取ってきた岡田監督は、当然のように「自分はプロでもやれる」と考えていた。しかし、阪神に入団すると、それまでの物差しでは計れない選手ばかりで驚いたという。

 それもそのはず、当時の阪神タイガースの顔ぶれといえば、小林繁、江本孟紀、山本和行。野手は掛布雅之、真弓明信、藤田平、中村勝広、ラインバック……。そうそうたるメンバーがそろっていたのである。

 先輩の実力に驚くと同時に、「なんで優勝できんのか」という疑問も湧き上がってきたという。しかし、その理由もすぐに分かったそうだ。「みんな自分勝手で、バラバラ」で、「自分のことだけ考えてプレー」しているのだから、“そらそうや”と納得した。

阪神が優勝するために必要な「絶対的4番」…

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執筆=峯 英一郎studio woofoo

ライター・キャリア&ITコンサルタント。IT企業から独立後、キャリア開発のセミナーやコンサルティング、さまざまな分野・ポジションで活躍するビジネス・パーソンや企業を取材・執筆するなどメディア制作を行う。IT分野のコンサルティングや執筆にも注力している。

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