大都会の秘境、無人駅を歩く(第1回)郷愁漂う昭和の風景、西成区の西天下茶屋駅かいわい

地域活性化

2018.04.27

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 人々が行き交う大都市の鉄道駅にもかかわらず、駅員のいない無人駅が存在することがあります。本連載では、都会の喧騒(けんそう)の中に存在する無人駅と、その周辺を散策してみます。

 今回取り上げるのは、大阪市西成区橘にある南海電鉄汐見橋線の西天下茶屋駅。通天閣やあべのハルカスに近い大都会にありながら、乗降客もまばらな無人駅です。レトロな駅舎を出て商店街へ向かうと、そこは昭和の香りが漂う大阪の下町。周辺には路地を囲むように懐かしい文化住宅が建ち並び、ノスタルジックな気分にさせられます。

壁や柱のペンキが剥げて時間の経過を感じさせる改札口周辺

2両編成のワンマン列車のみが走る支線

 南海電鉄の汐見橋線は、浪速区の汐見橋駅から西成区の岸里玉出駅間4.6kmの路線です。正式には南海高野線の一部ですが、1985年に現在の岸里玉出駅で線路が分断され、事実上の支線となりました。そのためダイヤは上下線とも各駅停車が1時間に2本だけ。ワンマン運転される2両編成となっており、まるで過疎地のローカル線のようで、車窓から見える大阪の風景に違和感を覚えます。

 汐見橋線は大正時代の1915年に大阪高野鉄道として開業し、その後の会社の合併で南海電鉄の路線となりました。昔は木材など貨物輸送が中心でしたが、貨物の廃止とともに都会のローカル線に変わったのです。

時代を感じさせる木製ベンチのあるホーム

レトロ調の凝った駅舎、乗降客は減少の一途…

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執筆=高田 泰

フリージャーナリスト。関西学院大卒。地方新聞社で文化部、社会部、政経部記者を歴任したあと、編集委員として年間企画記事などを担当。2015年に独立し、主に行政、地方自治関係の記事を雑誌、ウェブニュースサイトで執筆している。フリージャーナリスト。関西学院大卒。地方新聞社で文化部、社会部、政経部記者を歴任したあと、編集委員として年間企画記事などを担当。2015年に独立し、主に行政、地方自治関係の記事を雑誌、ウェブニュースサイトで執筆している。

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