加害者にならないためのサイバー攻撃防止法(第2回)「ウイルスソフトがあれば安心」…ではない

脅威・サイバー攻撃

2016.06.10

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 ビジネスシーンでインターネットの普及が進むとともに深刻さを増しつつあるサイバー攻撃の問題。悪意を持った攻撃者がターゲットのシステムに侵入してデータの改ざん、盗用を行っているのは広く知られるところだ。昨年発生した、日本年金機構の大規模な情報漏えい事件以降も、多くの企業・団体から続々と被害が公表されている。今のところ抜本的な解決策は見つからず、増加に歯止めがかからない状況を呈している。

 最近のサイバー攻撃にはいくつかの特徴がある。まず1つは「持続的である」こと。事前準備から始まり初期侵入、システム制御、情報取り出しまでの工程は数年に及ぶこともあり、最初から長期戦を念頭に置いた計画を立てているケースが目立つ。

 また、「非常に静かである」のも特徴だ。攻撃は執拗(しつよう)に行われるが、ターゲットの業務妨害を目的とした集中攻撃(DDoS)などとは異なり、あくまでターゲットに気づかれないように侵入する。ターゲットはその間、まったく認識がなく、データ流出後に社外からの通報で初めて攻撃を知ったという場合が少なくない。

ウイルス対策ソフトには限界がある?

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執筆=林 達哉

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