ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2019.04.03
――ビジネスの生命線というべき通信回線。トラブルはないのが理想だが、万一に備えなくてはならない。トラブルが起こった際の解決・復旧には通信事業者の保守サービスがカギになる。製造業のビズ工業は、複数の協力会社から部品を仕入れて組み上げた後、最終製品を作る大手メーカー、クリップ社に納入している。サプライチェーンの一翼を担うビズ工業がトラブルに直面した。
――とある稼働日の夕方、総務部のオフィス。
旭さん(総務部):あれ、さっきまで使えていたインターネットが、つながらなくなってしまいました。先輩、私のパソコンの故障でしょうか?
阿倍野さん(総務部):どれどれ、パソコンを見せてごらん。うーむ、本当だ。インターネットへの接続ができなくなっている。私のデスクのパソコンも、インターネットにつながらないぞ。
旭さん(総務部):私がパソコンを壊してしまったわけではないんですよね。
阿倍野さん(総務部):私のパソコンもつながらないから、そうではなさそうだ。となると社内ネットワークの問題かもしれない。ネットワークに接続しているプリンターで確かめてくれないか。
終業時間間際、通信回線にトラブル発生。保守窓口に連絡したが……
旭さん(総務部):プリンターからは正常に出力できますよ。こうなると、インターネットに接続する回線の問題かもしれませんね。ウチにはネットワークの担当者がいないから、原因を見つけて復旧させるのは難しそうです。通信事業者に連絡してみましょう。
――通信事業者の窓口に電話をするが、浮かない顔で電話を切った旭さん。
旭さん(総務部):電話をしてみたのですが、今日の保守対応の受付時間が過ぎているんですって。対応は明日になるとのことです。
阿倍野さん(総務部):そうか。受付時間を過ぎているのでは仕方がないか。幸い、もう終業時間も近い。社内から問い合わせがあったら、「トラブルでインターネット接続ができなくなっています。復旧は明日の予定です」と答えよう。
旭さん(総務部):分かりました。終業時間間近ですから、それほど業務への影響もないかもしれませんね。
執筆=岩元 直久
2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)
業務効率化関連
これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)
業務効率化関連
DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。