ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
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2016.05.19
ゆとり世代の叱り方・教え方を具体的なケースで学ぶ連載。第2回は、言ったことしかやらない場合の対処法です。
Q 会議で使う資料を「10部コピーしといて」と頼んだら、コピーはしてあるが、クリップ留めなど束ねることはしていない。言ったこと「だけ」しかできないのはなぜでしょうか?
A 繰り返し訓練することで、仕事における「普通」が何なのかを理解させるしかありません。
【対処法のポイント】
資料のコピーを頼まれたら、気を利かしてクリップ留めしておくか、「これ、クリップ留めしておいていいですよね?」と確認するのが普通です。しかし、ゆとり世代は「留めていいのかどうか聞いてないんで、してないんですよ」と言い訳をします。「だったら聞けよ!」と突っ込みたくなるのも無理はありません。
つまり従来のように、「1を言ったら3、4までできる」という常識の下でのマネジメントは、ゆとり世代に対しては危険な方法になります。上司としての対策は、やるべきことを念のため確認させたり、反復・復唱させたりすることが大切になります。
「会議用に10部コピーしといて」と指示したあと、「大丈夫か?」「はい!」→「何をするんだ?」「10部コピーします」→「それだけか?」「え?えーとホチキス留めも」→「そう」。こういう手順で、1を聞いたら2、3が分かるようにトレーニングしていかないといけません。トレーニングを繰り返すことで「会議用に10部コピーしといて!」→「それなら、ホチキス留めしときますね」という会話が自然にできるようになります。
柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
ゆとり世代の叱り方・教え方Q&A
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
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2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。
2022年2月4日(金)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2022年4月1日より、施行される改正個人情報保護法。同法では、法人に対するペナルティの厳罰化や、個人情報漏えい時の報告・通知義務などが追加され、企業はより厳格に個人情報を扱う必要に迫られています。では、企業は具体的にどのような対策をとればいいでしょうか?本ウェビナーでは、改正個人情報保護法の改正のポイントやその際に生じうる課題、そして企業が取り組むべき対策についてご紹介します。