ビジネスWi-Fiで会社改造(第11回)
Wi-Fi活用を促進する―社内啓発大作戦
2016.07.19
最近、さまざま分野にAI(人工知能)の活用が広がっています。このAIを活用し、より良いオフィス環境をつくり出す技術が、世界的な企業にてすでに実用化されています。AIを活用したオフィス設計とはどのようなものなのか、どのように変わる可能性があるのかを紹介しましょう。
オフィスの環境は、業務の生産性に大きく影響を与えます。最先端の企業は、生産性や創造性を向上させるために、さまざまなアイデアを取り入れてオフィス環境の改善に工夫を凝らしています。
そうした企業の1つがGoogleです。世界中に拠点を持つ同社の中で、米国オフィスは奇抜なアイデアによるほかでは見られないような環境をつくり上げていることで有名です。例えば、空調の管理にAIを取り入れています。AIは機械学習により、従業員にとってより快適な環境を学びながらオフィスの温度を最適化していきます。
空調管理のシステムを開発したのは、2013年に起業したスタートアップのBuilding Robotics。同社にはGoogleの親会社Alphabetが出資しています。
その仕組みを説明しましょう。オフィス内の空調をコントロールするシステムに、Building Roboticsが開発した「Comfy(コムフィー)」という端末を接続します。そうすると、Comfyを通じてスマートフォンやタブレットから、そのビルの空調をコントロールできるようになります。社員たちは、自分が寒ければ「暖かくして!」、暑ければ「涼しくして!」のボタンをタップして指示を出すだけです。
これだけなら手元のスマートフォンで簡単に空調の操作ができる「よくできた使いやすい空調システム」というレベルですが、ここから先が一歩進んだ部分です。
Comfyはクラウド上で、社員たちが行った空調コントロールの履歴(指示内容や時刻、場所など)と、実際に空調機の設定を変更してその結果変化した室温などの履歴とを基にして、社員にとって快適な室温をAIが「機械学習」(machine learning)によって自ら学んでいくのです。
執筆=小島 高広
フリーライター。長年BPOサービス企業にてサービスマネジメントやセールスプランニング、システム設計に携わる。ITとテクノロジーそしてビジネスの3つの視点から各種の記事を執筆中。
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