強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2018.04.23
この10年前後で誕生した新しい職業の1つに、「ビッグデータサイエンティスト」があります。ビッグデータと呼ばれる膨大なデータをコンピューターで解析し、ビジネスや行政などさまざまな分野に生かす情報を取得するための専門家を指します。
近年、ビッグデータサイエンティストが多くの成果を上げており、世界中のビジネスが大きく変化しようとしています。
ビジネスを大きく変えようとしているビッグデータとは、一体何なのでしょうか? 日本語に直訳すれば、膨大な量のデータということになりますが、一般的なデータ管理・処理ソフトで扱うことが困難なほど、巨大で複雑なデータの集合、を意味します。
インターネットの普及により、現在は行政・経済・科学などあらゆる情報を容易に集められるようになりました。そのため各種データを結び付け、なんらかの規則や因果関係を導き出す動きが盛り上がっています。
ビッグデータ解析の優れた点は、人間の力では不可能な大量のデータ解析をコンピューターで行うことにより、人間の類推だけでは絶対に気付かない予測や因果関係を導き出せる点にあります。
巡り巡って意外なところに影響が出ることをたとえた「風が吹けばおけ屋がもうかる」ということわざがあります。一見因果関係がないようなものでも、手繰り寄せるように調べ続けて関係性を導き出すのが、ビッグデータ解析なのです。
身近で分かりやすい例が、インターネット通販などで利用できるリコメンデーション機能です。書籍を購入すると、ある日、聞いたこともない著者の書籍を、通販サイトが薦めてきた経験はないでしょうか。
「なんでこんなものを薦めてくるのだろう?」と最初は不思議に思うのですが、試しにその書籍を買ってみると、実に面白いケースがよくあります。
これは、コンピューターがビッグデータを駆使し、過去にその人と同じような書籍を購入した人が、面白いと評価したり購入したりした書籍から最適と思われるものを選び、推薦しているからです。
執筆=亀田 健司
フリーエンジニア。2008年より執筆活動を開始し、主にシステム開発や人工知能の分野を研究、執筆している。IT教育にも関心が高く、オンライン学習サイトudemyで人工知能に関する講座を受け持つほか、初心者向けのプログラミング学習サイト「一週間でわかるシリーズ」(http://sevendays-study.com/index.html)を運営している。
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