IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第140回)各地で輸送用のロボットやドローンが始動。今後の動向は?

時事潮流 デジタル化

公開日:2024.04.19

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 ドローンやロボットなどの無人機械で荷物を運ぶ実証実験や、実際に僻地や被災地などに物資をドローンで供給するなどの報道をよく耳にする。少子高齢化による慢性的な人手不足に加え、「物流の2024年問題」を抱える今、一刻も早い無人配送の実現が課題解決につながる、とも思えるが、自動配送ロボットや配送ドローンが普通に稼働する光景はまだ目にしたことがない。

各分野でロボットやドローン活用などを使った輸送・配送がいよいよ実用化?!

 そんな中「Uber Eatsのロボット配達がスタート」というニュースが入ってきた。さらに、「日本郵便が物流専用ドローンを始動」という報道もあり、「機械配送がいよいよ実用化か!」とわくわくした。興味をひいたのが筆者もよく利用する「Uber Eats」。ニュースリリースには「Uber Eatsがロボットデリバリーサービスを提供するのは、米国に続き世界2カ国目となります。Cartkenが設計し、AI 技術を駆使したデリバリーロボットが、三菱電機による日本仕様への適合と導入・運用により、Uber Eatsアプリ上で展開されます」とある。アプリで食事を頼むと、四角いロボットが届けてくれる。受け取るとロボットはすーっと帰っていく。SF映画のような光景だ。

 公道ではないが、最近ではAIを使った「自律搬送ロボット」が工場や店舗などで活躍する場面も多い。昨年書いた「注目集まる家庭用実用ロボット。AIの進化でより実用的な段階に」でとりあげた、ワゴンを動かして運ぶロボット「Kachaka」において、法人向けモデル「Kachaka Pro」は、オフィスや工場、歯科、薬局、飲食店などで活躍しているという。

それぞれの進捗は? 人手不足や物流の2024年問題などの背景も…

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執筆=青木 恵美

長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。

【TP】

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