ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2017.05.19
去る4月11日、マイクロソフトが「Windows Vista」のサポートを終了した。2014年4月に「Windows XP」のサポートが終了した際には、まだ使い続けていたユーザーが多かったため、大きな話題になった。それに比べると、今回はそれほどの騒ぎになっていない。
だがWindows Vistaに続き、「Microsoft Office 2007」も来る10月にサポートを終了する。OSやアプリケーションをはじめとするソフトウエアのサポートとは何か。サポートが終了するとはどういう事態なのか、どう対応するべきかを確認したい。
マイクロソフト製品といえば、誰しも思い浮かぶのはOSであるWindowsと統合オフィスソフトウエアのOfficeだ。Windowsはパソコンを使う上で、Officeは特に業務を行う上で、なくてはならない存在だ。
OSやアプリケーション、ハードウエア付属のファームウエアなど含め、コンピューター機器を動かすソフトウエア製品は、基本的にバグやセキュリティーホールなどの不具合の修正、あるいは新機能提供のため、開発会社から日々アップデートプログラムが提供される。
こうしたアップデートプログラムの提供は、製品の使い方・機能に対する情報の提供、新機能のリクエストや問い合わせへの対応、補償サービスなどとともに、開発会社の重要なサポートサービスの1つでもある。
ユーザーは、開発会社から提供されたアップデートを適用して、パソコンのソフトウエアを常に最新の状態にしておくのが望ましい。アップデートを怠ると、セキュリティーホールを悪意ある者に突かれるなどで、不具合が起きたり情報を盗まれたり、新たなる犯罪の踏み台にされたりする危険性があるからだ。アップデートを怠って起きる被害は、ユーザー側の責任にもなりかねない。だから、欠かさずアップデートを行う必要がある。
執筆=青木 恵美
長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、Biz Clipなどに執筆。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年にわたって長期連載した人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体では日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞などにも執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clipに本連載「IT時事ネタキーワード これが気になる!」を好評連載中。
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