ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2017.07.13
少子高齢化社会の現在、仕事を抱えながら、親を介護するケースが増えた。高齢者はますます増加する一方だ。だが高齢者を支える人数は少子化により減少、さらに多くの人が親の介護に直面する。介護が原因で仕事や生活への意欲を失ったり、目を離せぬ状況故に介護離職に追い込まれたりする場合も続出しているという。こうした事態を和らげるため、IT利用での介護負担軽減が期待されている。
仕事や生活の都合などで要介護者と離れて過ごす場合は、IT機器やIoTで状況を見守ったり、遠隔で確認したりするのがお勧めだ。
筆者の場合、要介護の母の部屋にライブカメラを設置、スマホやパソコンから状況を見守れるようにしている。スマホで部屋の温度や湿度もチェックできる。電化製品をスマホからオン・オフするスマートコンセントやリモートコントロール・システムも有効だ。
また、物忘れが多くなったり、道に迷ったりするので、スマホを持たせて対策している。スマホのGPSは優秀で、かなり正確な位置が分かる。以前、ガラケーの位置情報サービスを使っていたが比べものにならない。スマホには初心者向けのホームアプリをインストールし、ワンタップで家族に電話が掛けられるよう工夫した。フロントカメラを併用したビデオ通話も役に立つ。声に加え、やはり家族の動く姿を見ると、より安心感が高まるだろう。
執筆=青木 恵美
長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、Biz Clipなどに執筆。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年にわたって長期連載した人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体では日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞などにも執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clipに本連載「IT時事ネタキーワード これが気になる!」を好評連載中。
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