ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2022.03.16
2022年4月に新しい個人情報保護法が施行される。筆者は個人情報保護委員会(個人情報の適切な管理と利活用を監督する政府機関)のサイトで「改正個人情報保護法対応チェックポイント」という、分かりやすいパンフレットを見つけた。
「まずはここから!」の3点から手をつけたい。それぞれ具体的にすべきことが書かれ、6つの改正ポイントがまとめられている。
個人情報保護委員会のパンフレット「改正個人情報保護法対応チェックポイント」
今回、近年の個人情報を扱う機会の増加、個人情報に対する意識の高まり、技術革新を踏まえた保護と利活用のバランス、越境データの流通増大に伴う新たなリスクへの対応の観点から改正が行われた。改正の内容についての詳細は、個人情報保護委員会の「令和2年 改正個人情報保護法について」「令和3年 改正個人情報保護法について」を参照するとよい。
個人情報保護委員会の動画ページにある「個人情報保護法改正~知っておくべき2つのポイント」(個人編/事業者編)によれば、事業者が知っておくべきポイントの1つ目は、個人情報の漏えいなどで個人の権利または利益を害する恐れが大きい場合、事業者から個人情報保護委員会への報告と本人への通知が義務化されたこと。2つ目は個人関連情報の提供の際に、本人の同意が必要となったこと。個人関連情報とは、ネットの閲覧履歴や購入履歴など、それだけでは特定個人を識別できない情報をさすが、近年、個人関連情報から特定の個人を識別されるケースが多発していることに起因している。
執筆=青木 恵美
長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、Biz Clipなどに執筆。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年にわたって長期連載した人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体では日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞などにも執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clipに本連載「IT時事ネタキーワード これが気になる!」を好評連載中。
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