IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第127回)和製・日本語特化の対話型AI続々。今後の動向

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公開日:2023.06.30

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  ITの話題と言えば、ChatGPTをはじめとする対話型AI、生成AIの話題を聞かない日はない。さらに、ChatGPTがサービスやビジネスに使われることも普通になってきた。ネットのフリー素材サービスにも、AIで作った風景や人物が提供され始めた。もはやAIは、生活の一部になりつつある。

 だが、ChatGPTをはじめとする生成AIが世界中で多様な問題を抱えているのは周知のとおりだ。そんな中で、「自国独自の公的な生成AIを開発しよう」というプロジェクトを始めようとする国もある。日本は今のところこうした予定はない。

 6月8日の「THE NEW CONTEXT CONFERENCE TOKYO 2023 Summer」にて、自民党の塩崎衆議院議員は、自民党のAI政策提言および「広島AIプロセス」について説明。「この先、AIのテクノロジーがどう進化するかわからない。そんな不確実性の多いところに、国民の税金と国の将来を賭けるだけの責任を我々は取れない」とし、続けて「まずは先行している海外の基盤モデルAIを土台とし、パートナーシップを組む形で、国内で基盤モデルを用いた様々な応用研究や開発をさせるべきである。これをやっていれば、国産のLLMや生成系AIの開発の余地が出てくるかもしれない」としている。

国内では「和製AI」を各社が開発、公開する動きも…

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執筆=青木 恵美

長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。

【TP】

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