IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第94回)カーボンニュートラルとICT

時事潮流

2022.04.26

  • PDF PDF
  • ボタンをクリックすることで、Myクリップ一覧ページに追加・削除できます。追加した記事は、「Myクリップ」メニューからいつでも読むことができます。なお、ご利用にはBiz Clipに会員登録(無料)してログインする必要があります。

 最近よく聞く「カーボンニュートラル」という言葉、環境省の「脱炭素ポータル」にある「カーボンニュートラルとは」を見ると、カーボンニュートラルとは、「温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること」とある。

 2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルをめざすと宣言した。「排出を全体としてゼロ」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味する。こうした長期目標の実現には、ICTの力が欠かせない。

 ICTを駆使して迅速に集計、現状分析、将来予測、シミュレーションなどを行い効率化を図る。ノウハウやデータを共有して一丸となれるよう、Webページ、SNSなどでの広報や情報共有も重要だ。個人、企業、地域、国、地球規模での現状や経過、今後進むべき方向などを見える化して、取り組みをサポートするのもICTの得意分野だ。

 経済産業省の「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」には、「情報の利活用、デジタル化が急速に進展する中、カーボンニュートラルは、製造・サービス・輸送・インフラなど、あらゆる分野で電化・デジタル化が進んだ社会によって実現される。したがって、デジタル化・電化の基盤である、半導体・情報通信産業は、グリーンとデジタルを同時に進める上での鍵である」と書かれている。ICTはカーボンニュートラルに重要な位置を占めることが分かる。

カーボンニュートラルとICT。現状と将来の展望…

続きを読むにはログインが必要です

会員登録3つのメリット!!

  • 最新記事をメールでお知らせ!
  • すべての記事を最後まで読める!
  • ビジネステンプレートを無料ダウンロード!

執筆=青木 恵美

長野県松本市生まれ。独学で始めたDTP(パソコンによる机上出版)がきっかけで、IT関連の執筆を始める。執筆書籍は『Windows手取り足取りトラブル解決』『見直すだけで安くなる、スマホおトク術』など20冊あまり。Web媒体は日経XTECH、Biz Clipなどに執筆。日経XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年にわたって長期連載した人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体では日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞などにも執筆。現在は、日経PC21に「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clipに本連載「IT時事ネタキーワード これが気になる!」を好評連載中。

あわせて読みたい記事

  • 雑談力を強くする時事ネタ・キーワード(第21回)

    人ごとではない「カーボンニュートラル」

    時事潮流

    2022.03.30

  • トップインタビュー(第46回)

    社会的な課題解決をビジネスチャンスと捉えるサラヤ

    経営全般

    2019.09.18

  • 「事業承継」社長の英断と引き際(第10回)

    アイデアが出なくなったら次世代に承継を

    事業承継

    2019.11.29

  • トップインタビュー(第34回)

    社会から求められる「いい会社」に投資

    経営全般

    2018.01.25

「時事潮流」人気記事ランキング

AIによるおすすめ記事

他の方はこんな記事も見ています

連載バックナンバー

IT時事ネタキーワード「これが気になる!」

オンラインセミナー動画

配信期間

2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)

業務効率化関連

企業のDX化と「攻め」のオペレーションへの転換

DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。

配信期間

2022年5月11日(木)~2023年3月31日(金)

セキュリティ関連

テレワーク時代に潜むセキュリティリスク
~企業がとるべき対策とは~

組織のネットワークに侵入し、重要な業務データの暗号化や盗難と金銭目的の脅迫を行う「侵入型(標的型)ランサムウェア」が猛威を奮っています。
日本でも被害が相次ぎ最大限の警戒が必要な状況が続いていますが、オフィスのリスク・脅威への備えは万全ですか?
本セミナーでは、最新の侵入型ランサムウェア動向とその対策についてご紹介します。