雑談力を強くする時事ネタ・キーワード(第15回)社から注意喚起は来たか。世界で猛威ランサムウエア

脅威・サイバー攻撃 IT・テクノロジー 雑学

2017.05.18

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 2017年5月15日月曜日の朝、「不審なメールの添付ファイルを開かないように」といった、情報システム部門からの厳重注意が届いていて驚いた人も多いのではないだろうか。これは世界中で被害をもたらしている「ランサムウエア」の感染を防ぐための対策だ。ニュースの中の脅威が、自分の会社やパソコンにまで迫ってきていることに、改めて驚きと恐怖を感じた人もいるかもしれない。

 そもそもランサムウエアとは、どのようなものかをおさらいしておこう。一般にパソコンウイルスマルウエアといった悪意のあるソフトウエアは、パソコンなどに記録されたデータを改ざん、破壊したり、個人情報などの機密データを外部に流出させたりしてトラブルを発生させる。しかし、ランサムウエアはデータを破壊したり流出させたりはしない。そうではなく、勝手に暗号化してしまうのだ。パソコンやサーバーの中にある必要なファイルが暗号化されてしまったら、自分のデータなのに読み書きできなくなる。その暗号を解く(復号)ために、金銭などの支払いを要求するのが、ランサムウエアの基本的なスタイルだ。

 金銭を支払わないと暗号化されたデータが使えないのは、誘拐犯の身代金要求と手口が似ている。そこで身代金を意味する「ransom」とソフトウエア「software」を組み合わせて、ランサムウエア(ransomware)という言葉が出来上がっている。

 今回、世界中で脅威が拡大しているのは、「Wanna Cryptorマルウエア」というマルウエアの亜種で、WannaCrypt, WannaCry, WannaCryptor, Wcryなどと呼ばれているものだ。このランサムウエアは、マイクロソフト製品に含まれていた脆弱性を悪用する。感染すると、コンピューター内のファイルを暗号化した上で、ビットコインによる身代金の支払い要求を示すメッセージを画面に表示する。

マイクロソフト製品の脆弱性を突かれて感染…

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執筆=岩元 直久

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