雑談力を強くする時事ネタ・キーワード(第1回)電力小売り自由化で、中小事業者も経費削減できる

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公開日:2016.01.28

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ビジネスパーソンなら知っておきたい時事ネタやキーワードを、分かりやすく紹介するコラム。第1回は「電力小売り自由化」です。

TS-4-1-1_k 2016年4月1日、電力小売り全面自由化がいよいよスタートする。これまで中小事業者のオフィス、小型店舗、一般家庭などは、地域の電力会社からしか電力を買うことができなかった。しかし今回の自由化により、新電力(新規電力事業者、PPS)と呼ばれる特定電力事業者からも電力を買えるようになる。購入先は地域を問わないため、全国どこにある新電力からも電力の購入が可能だ。

 電力の供給システムは、「発電」「送配電」「小売り」の3部門に大きく分かれている。このうち、発電部門に関しては1995年に自由化が実現。自社で発電施設を持つ製鉄会社・石油会社などが独立系発電事業者(IPP)となり、電力会社に電力を供給できる体制になっていた。

 小売り部門についても、段階的に自由化が進んできた。2000年には、大規模工場やオフィスビル、デパートなど契約電力が原則2000kw以上の特別高圧需要家に対する電力販売が自由化。2005年には、中小規模の工場・ビル、スーパーマーケットなど契約電力が原則50kw以上の高圧需要家にまで自由化が拡大された。そして今回、契約電力量による制限が撤廃されたことで、小売りの全面自由化が実現することになった。

新電力に変更しても、使い勝手や停電リスクは変わらない…

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執筆=山本 貴也

出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。投資、ビジネス分野を中心に書籍・雑誌・WEBの編集・執筆を手掛け、「日経マネー」「ロイター.co.jp」などのコンテンツ制作に携わる。書籍はビジネス関連を中心に50冊以上を編集、執筆。

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