ビジネスWi-Fiで会社改造(第8回)
Wi-Fiで売り上げを増やそう―売り上げアップ作戦
2016.06.22
今、多くの観光地に無料のWi-Fi利用環境を提供する「地域Wi-Fi」が広がっている。訪日外国人は日本国内でインターネットへのアクセス手段を持っていないケースが多い。彼らにWi-Fi環境を提供することで、地域を訪れる“誘い水”にしたいというもくろみがある。しかし、Wi-Fi環境を必要としているのは、当然ながら訪日外国人だけではない。
駅のWi-Fiスポットでノートパソコンを開いているビジネスパーソン。カフェでタブレットを片手に読書する主婦。通学途中にスマートフォンでチャットする学生。今や日常のあらゆるシーンでWi-Fiが当たり前のように使われている。中小規模の店舗にとっては、顧客向けにWi-Fi利用環境を提供すると、ビジネス上のメリットを引き出せる。
カフェなどの飲食店では、Wi-Fi経由で顧客のスマートフォンに割引クーポンを配信したり、お薦めメニューを紹介したりできる。また、店舗専用のIDが付与されるサービスの場合には、店舗の業務にWi-Fiが使える。オーダーを取ったり、売り上げデータを送信したりできる。
美容院やサロンなどの待ち時間が発生するような業態でも、Wi-Fiがあれば大いに喜ばれるだろう。備え付けの雑誌や書籍を用意している店舗が多いが、必ずしも顧客が読みたいものがその中にあるとは限らない。自由に情報を取得できるインターネットであれば、待ち時間に自分の好きなコンテンツを閲覧できる。美容院では自分が求める髪形をインターネットで見つけて、美容師に見せるといった使い方もある。
ホテルの場合でもWi-Fi利用環境は欠かせない。宿泊客が部屋でインターネットを利用するのはもちろん、待ち合わせや打ち合わせ、食事の際にもWi-Fiが利用できれば便利である。ホテル側としても、施設やイベントの紹介、割引クーポンの発行など、プロモーションにつなげられる。
ただし、サービスとしてWi-Fiを提供する場合には、セキュリティーが確保された上で、顧客が無料でストレスなく利用できるなど、しっかりとしたWi-Fi基盤が求められていることを忘れてはならない。
執筆=高橋 秀典
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