覚えておきたいオフィス・ビジネス情報のキホン(第12回)個人事業主・フリーランスが受けられる給付金や助成金は何がある?

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公開日:2023.01.31

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 新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、国や自治体は事業者を支援するさまざまな制度を設けています。企業だけでなく、個人事業主やフリーランスとして仕事をしている人も、こうした給付金や助成金が利用できるケースもあります。本記事では、個人事業主やフリーランスが受け取れる給付金・助成金を紹介します。

目次
・給付金、補助金、助成金とは
・個人事業主が受けられる給付金
・個人事業主が受けられる補助金・助成金
・個人事業主が給付金などを申請する際の注意点
・まとめ

給付金、補助金、助成金とは

 国や地方自治体など公的機関から受け取れる資金としては、「給付金」「補助金」「助成金」などがあります。

 給付金、補助金、助成金はすべて、国や地方公共団体から支出、交付される資金です。これらはすべて原則として返還する必要がないという共通の特徴があります。それぞれに細かい違いがあり、例えば給付金は、国や地方公共団体などの公的機関から支払われるもので、自然災害の被害を受けたり、病気で働けなくなったりするときに申請することにより、給付を受けられます。助成金も給付金とほぼ同じ制度ですが、厚生労働省が関わる施策で使われることが多い傾向にあります。

 補助金は、特定の用途や事業で必要になった資金の補助が受けられるというものです。申請には条件が設けられ、厳格に審査が行われます。さらに、補助金を受給した場合は、申請通りの用途に使ったかどうかの報告義務もあり、給付金・助成金と比べると、受給のハードルは高めとなります。

個人事業主が受けられる給付金

 個人事業主やフリーランスの立場で利用できる給付金、補助金、助成金には、さまざまなものが存在します。

 例えば厚生労働省では「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金」 という制度を実施しています。この制度では業務委託契約などに基づき仕事をしている個人事業主が対象で、保護者として子どもの世話が必要になり予定していた仕事ができなくなった場合、仕事ができなかった日について1日あたり4177円が給付されるものです。

 経済産業省でも似たような制度として、新型コロナウイルス感染拡大で甚大な影響を受けた事業者に対し、事業の継続や立て直しを支援する仕組みとして「持続化給付金制度」 の募集を行いました。この制度の申請受付は、2021年2月で終了しています。

個人事業主が受けられる補助金・助成金…

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執筆= NTT西日本

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