“ゆとり君”と働くために覚悟しておくこと(第6回)「自立・自責」の考え方を持たせる

コミュニケーション

2015.10.29

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 私は就職氷河期といわれた1990年代末に専門学校を卒業しましたが、就職にことごとく失敗しました。専門学校の恩師に誘われて就職セミナーの手伝いのようなことを始めました。それを大学に売り込んだり、企業に新入社員研修を売り込んだりするようになり、今の仕事の基礎を築きました。

 25歳のときに会社をつくり、それまでの儲けがほとんど出ないNPO的な仕事ぶりを改め、きちんとしたビジネスにしようと一念発起しました。でも、そう簡単にことは運びません。専門学校時代の後輩を中心に7人のメンバーで今の会社、じんざい社を興したもののなかなか儲からない。最終的には、そのうち5人が辞めてしまいました。

 当時の私は、事業がうまくいかないことをほかのメンバーのせいにしていたんです。つまり、「他人の責任」=他責にしていました。社員に「お前のレベルが低いからだ」なんてことを本気で言っていました。レベルが低いやつには辞めてもらいたい、でも一人にはなりたくないという中途半端な気持ちでした。そんなとき、ある先輩にいただいたアドバイスが「柘植くん、もしかしたら本当にそいつの能力がないのかもしれない。でも、能力がないから辞めたんじゃなくて、そうさせてしまっている柘植くん自身に責任があるんじゃないの? それが分からないと成長しないよ」というものでした。

 そのとき、「自分の責任」=自責という考え方をまったく持っていなかった自分に気が付いたのです。辞めてしまったメンバーと一緒にやろうと決めたのも、そのメンバーに仕事をまかせたのも自分なのに、すべて他人の責任にしていたのです。仕事を始めて5年、25歳になって初めて「これからは全部、自責でやっていこう」と決めました。それから、すべてがうまく回り始めました。

「他責」から「自責」に意識を変えさせる

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柘植 智幸じんざい社

1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。

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