新規事業に挑戦!(第2回)わずか1週間でピッタリの企業が紹介される

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2016.05.16

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 大手メーカーと中小企業をマッチングする新しいサービスを展開するリンカーズ。前回はサービスを利用する大手メーカーのニーズの集め方を解説した。第2回は、相手先の中小企業の絞り込み方を説明し、マッチングの実例も紹介する。

リンカーズ(メーカーマッチングサービス)第2回

 発注された大手メーカーのニーズは、リンカーズの担当者によってA4サイズ1~2枚分ほどにまとめられ、メーカーマッチングサービスサイト「Linkers」を通して全国のコーディネーターへ一斉配信されます。その案件の詳細を見て、コーディネーターがニーズに合った企業を推薦します。

 案件によりますが、公募期間は3週間~1カ月程度で、少なくとも1案件に20~30社、多いときは100社以上の企業が上がってくることもあるといいます。

全国1200人のコーディネーターが活躍

 コーディネーターには2種類あります。1つは公的機関に所属している人が業務の一環として協力するケースです。公的機関の人は謝金を受け取ることができないケースが多いのですが、「地元の産業を盛り上げたい」「成功事例を生み出していくことがうれしい」という思いを持ち、同社のビジネスに共感してくれている人が多いといいます。もう1つが民間や個人のコンサルタント、中小企業診断士などの専門家たちです。

 コーディネーターの質も重要になってくるため、契約前には必ず一人ひとりと面談をします。同社とコーディネーターの間に地域統括コーディネーター機関を介することもあります。例えば関西地方では公益財団法人のNIRO(新産業創造研究機構)と連携しています。関西エリアから最近提案が少ないとなれば、このような機関を訪問し、フィットする企業はないかを聞いてみるなど、普段からのコミュニケーションを欠かさないようにしているといいます。

 リンカーズは、オンライン上だけではなく、こうしたオフラインのコミュニケーションを取ることで、全国の1200人ものコーディネーターとの関係性を維持しているのです。「今後は質を維持しつつ、コーディネーターを2000~3000人規模まで拡大したい」と話す前田社長。そのためにも常にコーディネーターの提案数をウオッチしています。

 中には提案が少ないコーディネーターがいるため、その場合はただ忙しくて提案できないのか、企業を知らないのかを見極めます。企業を知らないコーディネーターは、同社からただ情報を漏らすだけになってしまいリスクとなるため、判別していくことが非常に重要だと前田社長は考えています。今後は提案数や成約率によって、コーディネーターのランク付けも検討していくそうです。

複数の候補の中から中小企業を絞り込む…

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執筆=森部 好樹

1948年佐賀県生まれ。東京大学を卒業後、旧日本興業銀行に入行。香港支店副支店長などを経て興銀証券へ出向。ビックカメラで取締役を務め、2002年、格安メガネチェーン「オンデーズ」を設立し社長に。2007年共同広告社に移り、2008年同社社長に就任。2013年に退社して独立し、顧問業を専門とする会社、ロッキングホースを創業。現在代表取締役。

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