オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2017.07.31
ネット通販の拡大などで利用が急伸する宅配。その姿が、ITの活用で変化していきそうだ。例えば、自宅などへ荷物を届ける際の最大の課題である「ラストワンマイル」に対して、自動運転車やドローンなどを使って人間の介在を減らそうという取り組みが着実に進んでいる。
最近、宅配を巡っては、さまざまなニュースが飛び交っている。荷物量の増加やドライバーの人手不足が顕著になり、その影響を受けて、宅配各社による料金や配達時間帯の変更や大口取引先の見直しというニュースが聞こえてくる。ネット通販により増大していく荷物量を処理できるだけの人手が確保されるのか、宅配は岐路に立っている。
人手不足という宅配の課題に対して、ITを駆使した取り組みが徐々に進んでいる。要するに、人手に頼っているラストワンマイルの配達を、できる限り省力化しようというものだ。その仕組みづくりにITが大きく寄与する。
先端的な取り組みの1つとして、ヤマト運輸とディー・エヌ・エー(DeNA)が神奈川県藤沢市で開始した「ロボネコヤマト」の実証実験がある。車内に荷物の保管ボックスを設置したEV(電気自動車)を、配達先の近くに駐車。そこへ利用者に荷物を取りに来てもらい、配達時の人手の介在を減らす実験である。ロボネコヤマトには、一般の宅配を扱う「ロボネコデリバリー」と、地元で対象商店の買い物を代行する「ロボネコストア」の2つのメニューがある。
いずれも、利用者はスマートフォンで荷物を受け取る「場所」と、10分単位の「時刻」を指定する。対象エリア内であれば、自宅やオフィスだけでなく指定した場所で受け取りが可能だ。到着3分前に電話で連絡があり、クルマが到着したらスマホに表示した二次元コードか、あらかじめ設定した暗証番号を使って保管ボックスのロックを解除し、荷物を受け取る仕組みだ。
実験では、EVの運転は原則としてドライバーによる有人運転だが、ヤマト運輸とDeNAは、ロボネコヤマトを将来の自動運転社会を想定した実験と位置づけている。2018年をめどに、一部の配送区間で自動運転の導入も計画している。それが実現すれば、人手を介在させずに確実に荷物を受け取るという宅配の新しい姿が具体化する。
執筆=岩元 直久
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