視点を変えて可能性を広げるITの新活用術(第4回)ハードディスク保存はもう古い

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2021.08.30

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 企業規模・業種業態を問わず、デジタルを活用したビジネス変革、DX(デジタルトランスフォーメーション)をいかに推進するかが大きなテーマになっている。そのカギを握るのがデータの活用だ。企業が蓄積するデータは重要な経営資源となり、新規ビジネスの創出や競争力強化の原動力となるものだ。だが、そのデータを脅かす事案が増えている。人ごととは言っていられない状況だ。

ウイルスや自然災害でデータを毀損

 企業データを毀損するリスクは至る所にある。その1つがコンピューターウイルスの「ランサムウエア」だ。攻撃者は企業のサーバーやパソコンに保存されたデータを暗号化して使えなくする。そして、データを復号化する条件として金銭(仮想通貨など)を要求する。こうした手口から、身代金要求型ウイルスとも呼ばれる。標的型メール攻撃などと同様に攻撃者の手口も巧妙化しており、うっかりメールを開いてランサムウエアに感染するケースもある。身代金を払っても、データが元通りになるとは限らない。ランサムウエアに感染した場合、重要データであっても諦めざるを得ないのが実情だ。

 また、台風や地震、集中豪雨などの自然災害でオフィスのサーバーやパソコンが被害を受け、保存されたデータが消失するリスクもある。パソコン操作のうっかりミスでサーバーのデータを削除したり、上書き保存したりする恐れもある。

 こうしたデータに関わるリスクを回避するには、データをバックアップしておくことだ。万一、ランサムウエアに感染してもバックアップデータがあれば、身代金を支払ったり、慌てたりせずにすむ。また、自然災害については、本社とリモート拠点、クラウドなど地理的に離れた場所で相互にデータバックアップすればデータ消失のリスクを分散できる。被害を受けなかった拠点で事業継続すればBCP対策になる。

データの保存はHDDからNASへ…

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執筆=山崎 俊明

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