働き方再考(第16回)いま改めて考えたい、紙文書をデータ化するメリット

クラウド・共有 デジタル化

公開日:2023.09.08

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 新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、以前のようにオフィスに人が戻りつつある。しかし、もともとテレワークは感染症対策のために推奨されていたわけではない。その狙いはいつでもどこでも働ける環境を提供して、労働力を確保しながら生産性を高めることにある。その第一歩とされるのが紙文書のデータ化である。そこで紙文書をデータ化するメリットを改めて考えるとともに、具体的な方法についても紹介する。

テレワーク環境下では紙文書の取り扱いが課題に

 2020年の春に緊急事態宣言が発出された影響で、テレワークは急速に普及した。外出自粛への協力が求められる中で事業継続に大きな効果を発揮した一方、さまざまな課題も浮かび上がった。その1つがオフィス文書の活用である。

 紙で保管されているオフィス文書を見るためには、オフィスに行って閲覧したりオフィスから持ち出したりする必要がある。しかし、オフィスから持ち出すことには、大きく2つのリスクがある。1つは紛失や盗難などの恐れだ。業務が遂行できなくなるだけでなく、情報漏えいにつながることも考えられる。もう1つはその文書を必要とする他の人が利用できなくなることだ。いざという時に必要な文書が入手できなければ、生産性は大きく低下する。

 こうしたリスクを避けながら生産性を向上させるには、オフィス文書をデータ化して共有できる環境を構築するしかない。そのためには紙文書をデータ化して安心して保管・共有できる仕組みが必要になる。

テレワークでは紙で保管された資料、郵送された書類といった紙文書の扱いがネックに

 

手書き文字もデータ化できる「AI OCR」…

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執筆=高橋 秀典

【MT】

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