オフィスあるある4コマ(第11回)
チャットも会議も電話もマルチタスクを1台で
2020.06.03
OCR(光学的文字認識)は「手書き文字だと間違いだらけになってしまって使えない」というイメージを持つ方が多い。実際、印刷された活字ならば正しく認識できても、手書き文字となると途端に爆笑の認識結果を吐き出したりする。
ところがAIの“目”を組み合わせて文字認識するAI OCRが登場。手書き文字も高い精度で読み取れるようになった…と、説明されることが多いわけだが、実際はどうなのか。そこでBiz Clip編集部では、NTT西日本が提供するAI OCRサービスの「おまかせAI OCR with DX Suite」を使って、AIを活用したOCRの使い勝手や読み取り具合の体験レポートをお送りすることにした。前編では使い勝手を実体験。今回は、読み取りがどのぐらい正確にできるのかをチェックしてみる。
おまかせAI OCRは、クラウド型で提供するAI OCRサービス。帳票や書類をスキャンして画像データ化するスキャナーなどと、ブラウザーからクラウド型のサービスにアクセスするパソコンとインターネット接続環境があれば利用できる(※)。
※利用には「フレッツ 光ネクスト」等やプロバイダーの契約・料金が別途必要
それでは、実際におまかせAI OCRの手書き文字の読み取りがどのようなものか、検証しよう。
おまかせAI OCRを使って複数の人の手書き文字を読み取ってみたのが、下の図だ。サンプルとして読み取った文字が上段に、認識したテキストが下段に表示される。クセ字でも大丈夫そうだ。手書き文字の読み取りが苦手なOCRのイメージとは異なり、正しく読み取りができている。
何人かの文字で住所の入力欄を読み取り。クセ字であってもうまく読み取っている
もちろん、百発百中というわけにはいかなかった。今回のテストの中では、「1泊」の文字を「(三白」と読み取ったところがあった。私たち人間は文脈から「1泊」と読めるが、自然言語解析と組み合わせたAIでも、ちょっと丸い文字は難易度が高かったようだ。
二重線の訂正は反映されているが、「1泊」の文字を「(三白」と認識してしまった
名前や住所、電話番号、数字など、項目ごとに記載される内容を指定できるので、そうした項目ではより正しく認識ができるようだ。下の例のように、住所の指定の欄で実在しない「吉祥寺西町」といった手書き文字を読み取らせると、実在する「吉祥寺本町」という答えを返してくる。書いてある文字そのものを認識するだけでなく、指定した内容に沿った形で正しい答えを探しているのだ。
実在しない住所(吉祥寺西町)が、実在する住所(吉祥寺本町)として認識された
執筆=岩元 直久
2022年5月20日(金)① 14時00分〜15時00分(予定)② 18時00分~19時00分
テレワーク関連
新型コロナウイルスの影響もあり、企業におけるテレワークの導入が拡大しました。
一方でまん延防止等重点措置が解除され、今後どのような働き方を目指すべきか迷われる企業様も増えているのではないでしょうか。
本セミナーでは日本テレワーク協会の村田瑞枝氏をお招きし、これからのテレワークのトレンドや、コミュニケーションのあり方についてお話いただきます。
ぜひこの機会にご参加ください。
2022年3月7日(月)~2023年3月31日(金)
法改正関連
2023年導入予定のインボイス制度の対応の準備はできていますか。インボイス制度は、複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式として導入されます。仕入額控除の要件として、適格請求書発行事業者が発行する「適格請求書」の保存が必要となります。本セミナーではPwC税理士法人 村上 高士氏をお招きし、課税事業者の皆さまの立場で、インボイス制度導入後に何が変わり、どのような影響があるのかを解説します。