ビジネスWi-Fiで会社改造(第41回)
ビジネスWi-Fiでイベントを盛り上げよう
公開日:2021.05.12
働き方改革の機運にコロナ禍が加わり、中堅・中小規模の企業にもテレワークが広がるなど、これまでの働き方を見直す企業は少なくない。当初はテレワークに必要なICT環境の準備も十分に整わないうちに手探りで開始したものの、コロナ禍が長引く中でさまざまな課題が浮き彫りになっている。
その1つがテレワークやリモートワークで利用するパソコンのセキュリティ対策だ。オフィス勤務と異なり、在宅勤務ではパソコンの管理が本人任せになりがちなため、ウイルス感染などの被害に遭うリスクが高くなる。
セキュリティリスクを回避するため、企業の機密データや顧客情報などはテレワークで扱わないといったルールを打ち出す企業もあるが、業務データと機密データを分けて社員に管理させるのも大変だ。テレワークが常態化する今、業務で利用するパソコンのセキュリティ強化を再検討する時期にきている。
業務データを保護する効果的な方法は、パソコンにデータを残さないことだ。それには大きく分けて2つの方法がある。1つは、自宅などのパソコンからネットワークを介して社内のパソコンを遠隔操作するリモートデスクトップだ。自宅のパソコンには業務データが残らないものの、社内のパソコンと合わせて2台分の運用管理が必要になる。
もう1つは仮想デスクトップだ。会社のマシンルームやクラウドに置かれたサーバー上の仮想マシンに接続して遠隔操作する。ユーザーのパソコンにはデータが残らないので、不正アクセスや端末の盗難・紛失で重要データが漏えいするリスクを回避。加えて、IT管理者はパソコンの故障対応など、運用管理の負荷軽減が可能だ。
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=山崎 俊明
【MT】
働き方再考
テレワークで変わる業務 チェック表付 アフターコロナのセキュリティ対策
テレワークの普及に伴い企業の新たな課題として浮上したセキュリティに対する脅威。しかし、その対策は広範囲にわたるため、企業としては「何から着手すればよいのか」を判断するのが難しい一面があります。テレワークによって生じる業務の変化やセキュリティのリスク、およびその対策を解説します。
企業のDX対応意識調査2023
データの利活用にとどまらず、デジタル技術を前提としたビジネスモデルの変革や経営革新の切り札として期待される「DX(デジタルトランスフォーメーション)」推進。企業はその対応に向けて何を進め、どのような点を課題に感じているのだろうか。こうした企業意識について調査を行いました。
「ニューノーマルな働き方」を守るサイバー攻撃対策ガイド
ワークスタイルの選択肢が増えることは、働き方改革の意味からも歓迎すべきことですが、課題もあります。その1つがニューノーマルならではの環境を狙ったサイバー攻撃にどう対応していくかです。現在どのような問題が生じており、どのような備えが必要なのかを解説します。