金融機関を味方にすれば企業は強くなる!(第15回)補助金申請に強い金融機関はどこか?

資金・経費

2017.11.29

  • PDF PDF
  • ボタンをクリックすることで、Myクリップ一覧ページに追加・削除できます。追加した記事は、「Myクリップ」メニューからいつでも読むことができます。なお、ご利用にはBiz Clipに会員登録(無料)してログインする必要があります。

 11月1日に第4次安倍内閣が発足。同日の記者会見で安倍首相は、補正予算編成の方針を明らかにしました。補正予算には、子育て支援に加えて、企業の生産性向上に向けた施策も盛り込まれると報じられています。

 これまでも、中小企業の設備投資経費を補助する「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」などが補正予算で行われてきました。その経験を踏まえ、今回の補正予算でも生産性向上に向けた施策が盛り込まれることを想定し、中小企業側でも補正予算・補助金を有効活用できるように準備を進めておくべきでしょう。本記事では、これまでの補正予算で行われてきた補助金の仕組みを解説し、申請の際に協力を仰ぐべき機関を紹介します。

補助金申請には「認定支援機関」の確認書が必須

 中小企業向け補助金の代表格である革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金(以下、ものづくり・商業・サービス補助金)は、中小企業が生産性向上を目的とした設備投資を行った際、経費の一部を補助するものです。年度や業種によって多少のばらつきはありますが、補助金額の上限は1000万円から3000万円に設定されています。

 企業の設備投資には多額の資金が必要となります。その点で自己資金に乏しい中小企業にとって、ものづくり・商業・サービス補助金の存在はありがたい限りです。しかし、この補助金は、補助金を得たい企業だけでは申請手続きはできません。申請に当たっては、「認定支援機関」の確認書が必要となります。

 認定支援機関とは、国が認定した中小企業支援能力を一定以上有している機関のことを指します。2017年10月31日時点では、金融機関、商工団体、税理士、民間コンサル会社などの2万7203機関や企業などが認定されています。

 補助金を申請するに当たって、認定支援機関から確認書をもらうこと自体は難しいことではありません。しかし、認定支援機関の支援能力は均一ではなく、ばらつきがあるのが実情です。さらに認定支援機関によっては確認書を発行するだけで、事後フォローまでは行わなかったり、高額な着手金を要求したりするようなところまであるといわれています。

 支援能力が高い認定支援機関と組むにはどのようにすればよいか、という疑問の答えは、前回のものづくり・商業・サービス補助金の採択データが参考になります。

補助金採択案件の半数以上は金融機関が支援している…

続きを読むにはログインが必要です

会員登録3つのメリット!!

  • 最新記事をメールでお知らせ!
  • すべての記事を最後まで読める!
  • ビジネステンプレートを無料ダウンロード!

執筆=水野 春市

経済関連の調査活動を行うミハルリサーチの一員。主に地域の伝統産業や企業行動に関するレポートを作成している。

「資金・経費」人気記事ランキング

AIによるおすすめ記事

他の方はこんな記事も見ています

連載バックナンバー

金融機関を味方にすれば企業は強くなる!

オンラインセミナー動画

配信日時

2022年6月24日(金)13時30分-15時00分(予定)

業務効率化関連

日本企業におけるDXの活用、推進による課題解決について

これからの経営の重要なキーワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。
デジタル技術の急速な発展・SDGs等の社会環境変化や市場の競争環境変化により、企業はデジタルを活用した事業や業務の変革が迫られています。
本セミナーでは、「DX」の概念の理解に加え、事例等を通じ、具体的イメージをご紹介しながらDX推進のためのポイントをお伝えすると共に、すぐにできるDXをご紹介します。
ぜひこの機会にご参加ください。

配信期間

2022年6月3日(土)~2023年3月31日(金)

業務効率化関連

企業のDX化と「攻め」のオペレーションへの転換

DXという言葉はすっかりバズワードとなり、今やすべての企業にとってデジタル化は必須となっています。
しかし、DXの捉え方は会社によってさまざまで、「とりあえずデジタル」のような取り組みをDXと位置付けているケースもございます。
本セミナーでは、まず第一部で企業におけるDXの定義とDX活動を着実に前進させるポイントについてご説明し、第二部ではDX活動の第一歩として「おまかせAI-OCR」を活用したオペレーション改革について、具体例を交えながらご紹介します。