強い会社の着眼点(第13回)
“電話DX”が会社を強くする
2018.12.18
商品を仕入れ過ぎ、売れ残って在庫の山に……。小売業の経営者なら、このような状態を恐れた経験があるはずだ。小売業の経営のポイントが在庫管理だ。過剰に在庫を抱えると、余計な保管スペースが必要になる。保管コストは増大する。長期にわたる保管で品質劣化を招いて廃棄処分になれば、仕入れ分が丸ごと損失だ。やむなく廉価販売を行うと、通常の値付けとの差額分は失われる。通常価格で買ってくれた顧客にも、不信感を与えかねない。
期末に在庫を持っていると税務処理上、課税額が増す。こうした税務面から見た在庫の問題は、「『いつかは売れる』で在庫を抱えると税金が増える」で詳しく説明している。
過剰在庫を抱えるデメリットは大きいが、かといって在庫は少ないほどいいというものでもない。ある程度の在庫を持たなければ、欠品による機会損失を招くからだ。人気商品が店頭にないと、せっかくの顧客が他店に流れてしまう。これでは悔しい。
潤沢に売れ筋商品の在庫を持っている喜ばしい状態か、売れる見込みの薄いガラクタを抱える状態か。流行や変化が早く、新製品の発表のサイクルも短い現在、どちらになるのかは刻々と変わる、といっても過言ではない。
執筆=山本 貴也
出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。投資、ビジネス分野を中心に書籍・雑誌・WEBの編集・執筆を手掛け、「日経マネー」「ロイター.co.jp」などのコンテンツ制作に携わる。書籍はビジネス関連を中心に50冊以上を編集、執筆。
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