ビジネスコミュニケーション手法の改善(第10回)
【オフィス・店舗向け】回線速度は?サポートの手厚さは?業務用フレッツ光の選び方
公開日:2019.04.18
タテ見出しについて、もう少し詳しく見ておきましょう。タテ見出しは1本だけのこともありますが、トップ記事などでは複数に分かれています。この辺はネットの見出しと大きく異なります。
紙の新聞の場合、見出しは複数が一体となって記事の内容を要約しています。見出しを読めば、本文を読まなくても概要が理解できるようになっているともいえます。新聞では、見出しそれ自体が「読み物」なのです。
これは当たり前のようですが、新聞を紙で読む場合と、ネットで読む場合で大きく異なる点の1つです。
もちろんニュースサイトの見出しも、ある程度は記事の内容を伝えているのが普通です。ただ、ネットの場合はクリックが増えるほど広告収入が増える仕組みなので、「読者にクリックさせる」ために付けているという面があります。このため、見出しを読んだだけでは肝心なところが分からないよう、あえて内容を「小出し」にしているケースもあるのです。
みなさんも、見出しに興味をそそられてクリックしてみたものの、期待したような内容ではなくて、「だまされた」と思った経験があるのではないでしょうか。…
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執筆=松林 薫
1973年、広島市生まれ。ジャーナリスト。京都大学経済学部、同大学院経済学研究科修了。1999年、日本経済新聞社入社。東京と大阪の経済部で、金融・証券、年金、少子化問題、エネルギー、財界などを担当。経済解説部で「経済教室」や「やさしい経済学」の編集も手がける。2014年に退社。11月に株式会社報道イノベーション研究所を設立。著書に『新聞の正しい読み方』(NTT出版)『迷わず書ける記者式文章術』(慶応義塾大学出版会)。
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情報のプロはこう読む!新聞の正しい読み方