ココロ踊る!山麓生活のススメ(第7回)

私たちらしい家づくり

2021.10.15

クリップについて

 前回までは移住する土地を決めて初めての耕作までを紹介した。本格的な移住に向けて、土地選びと並ぶ大仕事が家づくり。どんな家にするかを考えるのは、とっても楽しいけれど、大きなエネルギーを使う作業でもある。家に関する情報収集と家づくりの依頼先探し、限られた予算で、理想の家に近づけるにはどうすればいいだろう。

移住に向けての大きなステップ、家づくりに着手

 

私たちらしい家とは?

 土地を探している段階から、私たちは時々、住宅展示場へ行くなどして家づくりに向けた情報収集をしていた。住宅展示場のモデルハウスは大きくて豪華だし、映画やドラマの世界のようにおしゃれ。最新の設備も導入されていて、まさに夢の詰まった造りになっている。A社のモデルハウスを見ればA社に決めようという気分になるし、別の日にB社を見学すれば、やっぱりB社のほうがいいかも、と目移りしてしまう。

 高い耐震構造の家、全館空調の家、自然素材を使った家、高気密・高断熱でエネルギー効率のいい家、100年の耐久性をうたう家、収納スペースの広い家など、ハウスメーカーによって重きを置くコンセプトはさまざま。そして、当然ながら柱も壁も屋根も、それぞれ使われている部材にも違いがある。

 より等身大サイズの家が見られる完成見学会に参加するなどして、いろいろなタイプの家を知るうちに、私たちらしい家とはどんな家なのか、本当に必要な設備は何かを考えるようになった。そして、木造建築で、柱だけでなく床や天井にも木を使った家にしよう、外観は周辺の田園風景になじむようなシンプルなデザインに、家族で料理する時間を楽しめるようなキッチンの造りに……など、徐々にイメージを具体化していった。

モデルハウスや完成見学会を参考にイメージを具体化していった(写真はイメージです)

 

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執筆=小林 千穂

山岳ライター・編集者。山好きの父の影響で、子どもの頃に山登りをはじめ、里山歩きから海外遠征まで幅広く登山を楽しむ。山小屋従業員、山岳写真家のアシスタントを経て、フリーのライター・編集者として活動。『山と溪谷』など登山専門誌に多数寄稿するほか、『女子の山登り入門』(学研パブリッシング)、『DVD登山ガイド穂高』(山と溪谷社)などの著書がある。現在は山梨で子育てに奮闘中。

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