ビジネスWi-Fiで会社改造(第9回)
Wi-Fiのトラブルに強くなろう―信頼獲得作戦
2022.02.18
工務店に家づくりをお願いし、施工が始まってから5カ月あまり。完成まであと1カ月ほどとなった。約1年前、夫と2人、パソコン画面で間取りを考えた家が形になって、もう少しで出来上がる。工事の進捗を見るのを楽しみ過ごした数カ月。でも、ここにきてコロナ禍の思わぬ影響が深刻化してきて……。
8月に着工した家。秋の初めには柱や梁(はり)などの枠組みが作られていた
私たちがお願いしたA工務店では、木造軸組構法ともいわれる在来工法を採用している。日本の伝統的な建築方法で、木の柱や梁で構造を支える仕組みだ。メリットは間取りの自由度が高く、広い空間を作れたり、大きな窓を入れたりしやすいこと。部屋同士の仕切りをなるべく作らず、開放感のある家が希望だった私たちの考えにピッタリだ。
家の工事が始まったのは、真夏の日差しが照りつける8月。1カ月程度の基礎工事を経て、秋の初めには柱が立ち、外壁が張られ、窓が入ると、だいぶ家らしくなってきた。今まで野原で何もなかった所に、自分たちの家が造られていく。これからの生活の拠点となる場所が少しずつできていくにつれて、今まで感じたことのないような心のよりどころを得るような、安心感が増してくる。
週末、畑作業がてら、工事の邪魔にならないよう現場を外から眺めていると、A工務店は内部も自由に見てくださいと言ってくれた。何度か顔を合わせるうちに大工の棟梁(とうりょう)、Nさんともすっかり親しくなり、今では私たちが行くたびに「今週はこの壁を張ったから見てってよ」とか「引き戸の下枠を付けたよ」と作業の手を止めて、家の中を案内してくれる。
最近、階段がつながって2階へ行けるようになった。息子のガクもキョロキョロと周りを見渡しながら、できたばかりの階段をうれしそうに上り下りしている。毎週、少しずつ形になっていく家を見せてもらい、中を探検するのが何よりの楽しみだ。夫も、週末を心待ちにしているようで「工事の過程を見せてもらえると、住む前から愛着が湧くもんだね」と声を弾ませる。
細かい所まで丁寧に仕事をしてくれている棟梁のNさん
執筆=小林 千穂
山岳ライター・編集者。山好きの父の影響で、子どもの頃に山登りをはじめ、里山歩きから海外遠征まで幅広く登山を楽しむ。山小屋従業員、山岳写真家のアシスタントを経て、フリーのライター・編集者として活動。『山と溪谷』など登山専門誌に多数寄稿するほか、『女子の山登り入門』(学研パブリッシング)、『DVD登山ガイド穂高』(山と溪谷社)などの著書がある。現在は山梨で子育てに奮闘中。
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